11月26日(火)、令和6年度 特別支援学校における障がいに関する理解促進事業 二北・三八地区合同研修会「子供の成長と性に関する支援」と題した性教育の研修会を本校にて開催しました。
本研修会は、本校PTA研修委員会の第3回目の研修活動としても位置付けており、開催までの諸準備及び当日の運営をPTA研修委員会で担当しました。
・七戸養護学校 より 3名
・八戸盲学校 より 6名
・八戸聾学校 より 5名
・八戸第一養護学校 より 2名
・八戸高等支援学校 より14名
・本校 より41名
総勢70名以上の保護者、関係職員が参加されました。
(体調不良などにより当日10名程欠席)
参加した本校保護者は小学部1年生~中学部3年生までと、全学年の保護者から参加がありました。また、他校からは高等支援学校の保護者の方も参加されており、7歳から18歳までと幅広い年齢層の子供を持つ保護者の方々が参加され、あらためて性教育は長きにわたって家庭教育が必要であるのだと感じました。
<講師紹介>

養護教諭として長年お仕事をされ、青森第二高等養護学校に勤務されていた御経験があり、障がいのある子供たちとの関わり方や性に関する指導について多くの知見をお持ちの笠井麻喜先生に、御講演いただきました。
本校では、平成28年度・29年度の2回「お父さんお母さんのための性教育講座」と題した研修会でもお世話になりました。
「性のことは何からどう取り組めば良いのかわからない」「教えるのは恥ずかしい・・・」など、私たち保護者の悩みや不安はたくさんあります。その中のいくつかを、事前に講師の先生にお伝えし、お話の中で触れていただくことができました。

具体的な事例、専門家の方の見解、書籍やアプリの紹介、など全てのお話が大変興味深く勉強になることばかりでした。
会場には、本校PTA室にて貸出している書籍や、研修委員の自宅にて活用している書籍などを参考資料として配置し、御紹介いたしました。参加された方で書籍の写真を撮ったり本のタイトルや作者をメモして購入を検討されている方もいらっしゃいました。
<参加者の声>
・大変勉強になりました。子供との付き合い方や伝え方、大人としてやるべきこと、親としてやる
べきことについて考える機会となりました。絶対に守らなければならないルール・マナーを徹底していきたいと思います。「性について聞かれたとき、回答に困ったときには、医者になったつもりで淡々に」というお話が印象に残りました。実践していきたいと思います。大変有意義な研修会ありがとうございました。
・個人的空間をまずは知ることが、土台となって性教育の話ができることが分かりました。普段の生活から、子供たちにこの距離感をお互いに意識させることで、自分自身も、相手のことも大切にすることができるのだと知り、今すぐにでも始めたいと思いました。とても話が分かりやすく、勉強になりました。
・障がいがある、ないに関わらず、とても大切なお話を伺うことができ、大変ためになりました。性の話はとても難しく、まして、障がいのある子(大人にも)にどのように伝えていくのかのヒントをいただきました。まず肯定、何があっても肯定、そしてルール(マナー)を伝える。忘れずに接していきたいと思います。ありがとうございました。
・初めてこのような研修会に参加しました。まだ子供が小さいので、漠然と性のことに関しては不安が大きく、何かしらの情報を学びたくて参加しました。漠然としていたものが、今日のお話で視野が広がりました。今日学んだことをチャレンジしながら、周りの頼れる学校、施設、サポートセンターなどにいろいろと相談しながら、無理のない取り組みをしていこうと思いました。貴重なお話をありがとうございました。