学習活動の様子をお知らせします!

第2回いじめ防止委員会

 本日、令和3年度第2回いじめ防止委員会が開かれました。

 
 今回は、第1回生活アンケート※の集約結果について確認し、協議を行いました。
 ※生活アンケート:児童生徒が普段の生活の中で困っていること、こうなりたいとおもっていることなどについて把握するためのアンケート

 今回も児童生徒本人が回答してくれたり、保護者が本人の気持ちを代弁する形で回答してくれたりして皆さんの思いがよく伝わってきました。
 なかでも、こんなときはちょっと悲しいという気持ちを絵に描いて表現してくれた生徒もいました。自分の気持ちを素直に表してくれているのだなと感じます。
 
 こうした中から、いじめの予兆を早期に発見し、早急に対応することを目的として、皆さんの思いをしっかり受け止め、どう捉え、どのように対応するかについて話し合いました。
 
 いじめ防止専門員の浦邉氏から、コミュニケーションの課題が多く挙げられており、自分の気持ちを上手に表現できないことによって他者とのやりとりの中でトラブルに発展しやすく、それが積み重なるといじめということにつながってしまうことがあるという指摘がありました。私たちが普段行っている絵カードやサインなどを使ったコミュニケーションの学習を通して相手と気持ちを共有することもいじめの未然防止につながるのだなと認識を新たにしました。

 さらに、私たちは指導する場面において注意することに意識が向きがちであるが、良いところに着目して褒めることを忘れてはいけないというお話もいただきました。自己肯定感を高め、安定した気持ちで過ごすこともいじめの未然防止につながることですね。

 そう考えると、普段の指導であれを教えた、これを教えた、○○ができたということだけでなく、どのように教えるか、その中で子供たちは何を感じているかというところに思いを至らせることが大切なのだと思いました。

 自分を表現でき、自分を認められる環境の中ではいじめのもとになるトラブルも起きにくいのかなと思います。

 家庭、関係機関と子供たちの思いを共有できるように、そして同じ視点で褒めてあげられるようにこれからも連携・協力を進めていきたいと思います。