学習活動の様子をお知らせします!

見られる緊張感を力に変えて

 ある日、素敵な招待状をもらいました。 

 「ブレーメンのおんがくたい」の劇をやるのだそうです。

 私もそうですが、招待状をくれた子供たちも10月14日が待ち遠しくて、「練習がんばってます。」「14日来るんだよね!」と顔を合わせるたびに声を掛けてくれます。
 
 Hさんは、日が近づくにつれて「あ~ドキドキする~」とちょっと緊張している様子を見せていました。
 緊張感を味方にできるかどうかで力を発揮できるかどうかが決まります。発表の場というのは、子供たちが緊張感とどのように付き合うかを学ぶよい機会ですよね。
 私は、発表に向けて気持ちを上手に作ってくれているといいなあと思いながら教室に向かいました。
 
 すると、緊張すると言っていたHさんはやる気満々で私のことを待ち構えていました。
 Hさんが張り切って発表する姿を見ることができてホッとしました。

 一方で、Nさんは、その盛り上がり方と自分の気持ちのレベルに戸惑ったのか?少し引き気味で発表がスタートしました。犬の鳴き声があんなに上手なのに、今日はできるかな?と少し心配しながら見ていました。
 でも、その心配もすぐに消えました。途中で担任の先生が一緒に歌って踊って、何かひと言声を掛けると、いつものNさんが戻ってきました。うまく気持ちの整理をつけたんだなと理解しました。

 担任の先生が子供たちの心のよりどころとなっているからこそ、緊張感やネガティブな感情をうまく力に変えることができたのかなと勝手に想像して見ていました。

 そういった場面を経て、発表は大成功でした。
 最後になってしまいましたが、劇の様子を紹介します。

自己紹介                            ブレーメンへ向かう場面       
「○○の役をやります。よろしくお願いします。」     「ブレーメンへ行こうよ♪ブレーメンへ行こうよ♪」

 

家の中をのぞくと                       泥棒は逃げていき  
「泥棒がいるぞ。驚かせて追い出そう!」         「やった~」
「ヒヒ~ン、ワンワン、ニャ~オ、コケコッコ~!」     「おいしいごちそうをいただきます。」