学習活動の様子をお知らせします!

校内実習で学ぶこと

 中学部では、今日から1週間、校内実習が行われています。
 生徒たちが作業学習で取り組んでいることを集中的に行う期間です。

  畑班 畝を立てています      畝の上面をならしています
  

 私は、つい気合いを入れてがんばろうと思ってしまう質なのですが、学習の様子を見ていると、張り切る子供たちの意欲を受け止めつつ、肩の力を抜いてあげる言葉掛けが聞かれました。気合いを注入したい私としては、少し拍子抜けしてしまいましたが、よく考えてみるとその真意が分かりました。 

 普段の作業学習はせいぜい2時間、外に作業に行っても半日程度で終了です。
 しかし、1週間の実習は、1日に作業をする時間が長いこと、作業を毎日続けるということなど、いつもとは比べものにならない負荷が掛かるのです。だから、ペース配分を大切に考え、最終日まで作業を続けられるようにしているのだなと思いました。

 スタートダッシュだけよくても、最後まで持続できなければ「できなかった」ことだけが残ります。最後までやりきった実感が「できた」という達成感につながります。そう考えると、やはりペースというのは大切です。最初は先生が調整しながら、少しずつ自分でコントロールできるように。
 校内実習にはそういう面の学習効果もあったか・・・。改めてその意味を知りました。