学習活動の様子をお知らせします!

スクールバスが12台の朝

 6月2日(水)から11日(金)まで、5日に分散して「学校見学会」を開催しています。
 来年度、本校に入学・転学を考えている方を対象に、学校のことを説明したり、授業の様子を見ていただいたりしています。

 その中で、「本校では、スクールバスを6台運行しています。今年は、感染症防止対策のため、乗車人数を半分程度に減らすため、乗車率の高い朝の時間帯は、12台で運行しています。」と説明しています。


 そう説明していて、12台で運行しているバスの様子をまだ知らない方もいたかもしれないと気付きました。そこで朝の様子を少し紹介します。

 校門脇にいつもの6台のバスが駐まり、


 駐車場の奥の方にさらに6台が駐まる。


 このほかに送迎サービスの車、保護者さんも入ってきます。
 どこかのバスターミナルかと思うほどの光景です。

 その中を、
 バスから降りてくるおよそ160人の子供たち、
 送迎されてきた30人の子供たち、
 12名の添乗の先生、
 12名の介助員さん、
 そして出迎えに出る先生たち数十名が行き交います。

 活気があって1日のスタートを感じる時間であると同時に、安全面で細心の注意を払わなければならない時間でもあります。

 ですから、安全のための約束がいくつかあります。
 例えば、「車が動くときは、歩行者用の信号を赤にしてその場で止まる」という約束。
 
 初めのうちは信号のカードやミニチュア信号をもって子供たちに「赤」であることを伝え、一緒に止まって待つように指導している姿が見られます。
 また、待つときに手持ち無沙汰だとすぐに動きたくなってしまうので、子供たちが好きな歌を歌ったり、ちょっと体をブルブルさせて遊んだり、様々な工夫をしながら待つということができるようにしている姿もよく見ます。
 1年生のときに泣いていたあの子が、今は余裕の表情で止まって待てる、という姿を見ると積み重ねが持つ力の大きさを感じます。
 
 遊びの場面や学習の場面では待つ時間は少ない方がいいのですが、このような安全に関わるところでは待つこともとても大切なことですね。止まれないと事故に遭ってしまいますから。
 毎日、毎日、信号に合わせて止まるということの繰り返しですが、その中で子供たちは自分をコントロールすることも学んでいるんだなと思います。
 朝と帰りの日常的な光景ですが、そういう目で見ると一歩一歩確実に成長している子供たちの姿を感じることができます。
 
 今は「なんで止まらなきゃいけないんだよ~」と思っているであろうあの子も、いつか信号に合わせて行動できるようになるんだろうな。その日がくるのが楽しみです。