学習活動の様子をお知らせします!

体験学習にチャレンジ

 毎年この時期になると、「体験学習」が本格化します。
 「体験学習」は、本校への就学を考えている方が教育活動に参加し、期待感と安心感をもって入学・転学できるように実施しているものです。
 小学部に入学してくる予定の年長さんも体験に来ますし、小学校6年生も体験に来ます。

 もちろん、本校の6年生も中学部の体験学習を行います。
 同じ学校にいるとはいえ、中学部に進学すると新しい学習が始まり、学校の中での役割も変わってくるからです。

 ちょうど今日、本校6年生の体験学習が行われ、中学部から始まる「作業学習」を体験していました。

 ペットボトルのラベル剥がし            紙の材料を攪拌                消臭ポットづくり
   
        
 体験学習では、いつも一緒に学習している担任の先生ではなく、中学部の先生の話を聞いて取り組みます。いつもは阿吽の呼吸で動いているところでも、しっかり話を聞き、理解しながら取り組まなければ上手く動けません。
 そういう意味では、これまでの学習の積み上げが試されるときでもあります。

 担任の先生方もそんな気持ちで作業に取り組む子供たちを見ていたのではないでしょうか。おそらく、心の中で「そう。そう。」「よし!」とつぶやきながら。

 私は、そんな姿を見ていて、たまには違う先生と一緒に学習すること、お試しの気持ちでチャレンジさせてみることは大切なことだなと思いました。
 いつも一緒だと見えなくなってしまうところがあるかもしれないと感じたからです。

 それだけ、今日見た小学部の子供たちは私のイメージを超えるところでがんばっていました。6年生の子供たちは思った以上に力を付けています。
 無理してやることはありませんが、少しずつ少しずつ今ある力を別の環境の中で発揮できるようにチャレンジの機会を作っていけたらいいなと思いました(学校でも、家庭でも)。
 
 そして、チャレンジするときには、その道標となる先輩の存在は欠かせません。
 今日は、中学部の皆さんの学習態度に引っ張られるように6年生の力が発揮されたように思います。今後もよき先輩として、よき手本として、次に続く人たちを引っ張っていってほしいと思います。