学習活動の様子をお知らせします!

中学部修学旅行

 12月3日(金)中学部3年生24名が修学旅行(八戸市内日帰り)に行ってきました。
 当初の計画から行き先変更、延期など様々な困難を乗り越えての実施となりました。

 八戸市又は近隣町村在住の人に八戸市内の旅行?そこに学びはあるの?・・・誰もがそう心配すると思います。
 しかし、心配するなかれ。
 八戸で生まれ育った私でも初めての体験、初めての知識、初めての風景がたくさんありました。
 そして何よりも、自動車とバスという物理的な視線の違い、日常と旅行という心理的な視点の違いによって八戸の街が全く違う街に見えたことが驚きでした。気分はまさに旅行でした。
 普段何も考えていないのだと言われればそれまでですが、逆に言えば少し見方を変える、設定を変えるだけで同じものが異なる価値を見せてくれることもあるのだということです。私にとってはそれが今回最大の学びでした。
 
 中学部の先生方の綿密な旅行計画と準備、そして修学旅行に向けての学習の積み重ねのおかげで、慣れ親しんだ「八戸」をいつもとは別の角度から味わうことができました。
 これから八戸で生きていくであろう生徒たちにとって、今まで知らなかった「八戸」を味わい、「八戸」の奥深さを学ぶとても価値ある修学旅行になったのではないかと思います。

 前置きが長くなりましたが、中学部修学旅行の様子を報告します。
 
 盛大にお見送り。これだけでも特別感がグンと上がります!
  

 
最初の目的地は、おがみ神社。八戸では一番古い神社なのだそうです。
 約300年前に「八戸三社大祭」が始まった神社です。
 ここには、5つの神様がいるのだそう。神様を数えるときは「柱」と数えるらしい。

   

 次は、八戸市美術館。11月にオープンしたばかりです。八戸の新しい部分を体験します。
   

 そして、八戸パークホテルへ。旅行の楽しみの一つである食事。
 ナイフとフォークの使い方を確認しながら慎重に。
 食事の後は、生徒が考えた「中3クイズ」で盛り上がりました。
   

 お土産の購入はユートリーで。
 家族の希望と予算と相談しながら品定め。
 自分の判断でたくさんのお金を使うことはめったにないので、ちょっと大人になった気分。
  
 
 最後は、是川縄文館へ。
 様々な形の土器を探したり、土偶の顔を見比べたり。○○先生に似ている土偶を発見した人も。
   

 宿泊はありませんでしたが、濃い1日を過ごしました。
 
 小学部6年生の修学旅行で一緒に盛岡に行ったときもそのときと場に応じて自分たちなりに楽しめる子たちだなと感じていましたが、今回はさらに自分たちで考え行動する力がプラスされて、たくましくなったなあと思いました。

 八戸の魅力を再発見、中学部の生徒がもっている力を再発見する修学旅行となりました。