八二養の日々
ちょっとを引き出す工夫~歯科検診から~
歯科検診が行われました。

子供たちにとっては、検診の中でも一番ハードルの高い検診ですね。
苦手意識を持つことが多い検診ですが、
「ちょっとがまん。」して、「なんだこんなもんか。」という経験を重ねることが大切だと思います。
ちょっとがまん・・・の「ちょっと」がなかなか難しいのですが、今日も子供たちのちょっとのがまんをうまく引き出そうと、先生たちはあの手この手で子供の気持ちを軽くしようとがんばっています。
ある学級では、絵本を目線の上の方に提示して、顔を上げてもらうように工夫していました。確かに、体に力が入るとぎゅっと丸くなる方に力が入ってしまいますから、なかなかいい工夫だなと思いました。

そんな工夫もあって、みんな今までより「ちょっと」頑張りを見せて歯科検診に臨むことが出来ました。
歯科検診の取材の際に2年間追いかけてきた子(一昨年、昨年の歯科検診の記事を御覧ください)は、今回「できたぜ!」とガッツポーズを見せていました。
毎年ちょっとずつのがまんの経験を重ね、こんなもんだと理解できたのかなと思います。
歯科検診に限らず、ちょっとのがまん、頑張りの中で得られる安心感や達成感の中で成長していくのかなと思います。
今回の様々な工夫のように、ちょっとを上手に導いてあげることを大切に子供たちと関わっていきたいなと思います。
子供たちにとっては、検診の中でも一番ハードルの高い検診ですね。
苦手意識を持つことが多い検診ですが、
「ちょっとがまん。」して、「なんだこんなもんか。」という経験を重ねることが大切だと思います。
ちょっとがまん・・・の「ちょっと」がなかなか難しいのですが、今日も子供たちのちょっとのがまんをうまく引き出そうと、先生たちはあの手この手で子供の気持ちを軽くしようとがんばっています。
ある学級では、絵本を目線の上の方に提示して、顔を上げてもらうように工夫していました。確かに、体に力が入るとぎゅっと丸くなる方に力が入ってしまいますから、なかなかいい工夫だなと思いました。
そんな工夫もあって、みんな今までより「ちょっと」頑張りを見せて歯科検診に臨むことが出来ました。
歯科検診の取材の際に2年間追いかけてきた子(一昨年、昨年の歯科検診の記事を御覧ください)は、今回「できたぜ!」とガッツポーズを見せていました。
毎年ちょっとずつのがまんの経験を重ね、こんなもんだと理解できたのかなと思います。
歯科検診に限らず、ちょっとのがまん、頑張りの中で得られる安心感や達成感の中で成長していくのかなと思います。
今回の様々な工夫のように、ちょっとを上手に導いてあげることを大切に子供たちと関わっていきたいなと思います。
交通安全教室
新年度が始まり、通勤の時にいつもすれ違っていた車を見なくなりました。
逆に新たに出会うようになった人もいます(ぴかぴかのランドセルを背負った小学1年生や真新しい制服の中学生などです)。
これまで慣れ親しんだ環境から少し違う環境に身を置くことになるのでいつも通りの動きでも、ちょっと違ったことが起きてしまうかもしれません。
本校でも、この時期に交通安全について学習する機会を大切にしています。
今日は小学部の「交通安全教室」が行われました。
最初は、学校の敷地内の横断歩道でで安全確認の練習。
私が見たのは4年生の子供たちでしたが、3年の積み上げは大きいなと思いました。
1年生の時の様子とはまるで違うのです。「右、左、右」という先生の声に合わせてしっかり安全確認をしています。

これなら道路でも大丈夫。自信をもって学校の前にある道路の横断に取り組みました。

立派だなと思ったのは、「右、左、右」の確認が形だけではないということ。
遠くから車が近付いているのに気付き、2歩前に出たところから戻ってくるという様子が見られました。本質を理解しているなとうれしく思いました。
普段の授業の中でも、形だけ出来たように見えることに止まらず、本当に役に立つ力が身に付くように関わっていきたいなあと思いました。
逆に新たに出会うようになった人もいます(ぴかぴかのランドセルを背負った小学1年生や真新しい制服の中学生などです)。
これまで慣れ親しんだ環境から少し違う環境に身を置くことになるのでいつも通りの動きでも、ちょっと違ったことが起きてしまうかもしれません。
本校でも、この時期に交通安全について学習する機会を大切にしています。
今日は小学部の「交通安全教室」が行われました。
最初は、学校の敷地内の横断歩道でで安全確認の練習。
私が見たのは4年生の子供たちでしたが、3年の積み上げは大きいなと思いました。
1年生の時の様子とはまるで違うのです。「右、左、右」という先生の声に合わせてしっかり安全確認をしています。
これなら道路でも大丈夫。自信をもって学校の前にある道路の横断に取り組みました。
立派だなと思ったのは、「右、左、右」の確認が形だけではないということ。
遠くから車が近付いているのに気付き、2歩前に出たところから戻ってくるという様子が見られました。本質を理解しているなとうれしく思いました。
普段の授業の中でも、形だけ出来たように見えることに止まらず、本当に役に立つ力が身に付くように関わっていきたいなあと思いました。
令和4年度入学式
本校では、小学部18名、中学部29名の新入生を迎えました。
4月8日(金)10時から中学部の入学式が行われました。

本校からの進学者23名に、小学校から入学する6名が加わり、本校の中でも一番人数の多い学年になりました。
6年間で培った人間関係の中に、新たな個性が加わることで、生徒同士の多様な関わりが見られるのではないかと期待しています。
生徒会長の挨拶にあったように、困ったときはいつでも先輩を頼っていいです。
分からないときは遠慮なく聞いてみよう。自信がないときは先輩の姿をしっかり見てみよう。
必ず進むべき道が見えるはずです。

新入生の皆さんが楽しみにしている作業学習は大人になる第一歩を感じられるとてもやりがいのある学習です。働く楽しさ、仕事ぶりを評価してもらううれしさを存分に味わいながら成長してください。

中学部の式の後に、小学部入学式が行われました。
中学生の大きな体から比べると、確かに体は小さくかわいらしいのですが、入学に対する思いは同じなのだと思いました。
式が始まる前に、「そろそろ式が始まります。いすに座りましょう。」と呼び掛けたところ、それまで体育館を走り回っていた子が、お父さん、お母さんの隣のいすに座ったのです。なんて素晴らしい!
小学生になるんだという気持ちをしっかり持って入学してきたのだなと感心しました。

「全員、御起立ください。」の言葉にも御覧のとおり、しっかり応じて式に参加していました。
そんな立派な小学1年生の子供たち、保護者の皆さんが羨望の眼差しを向けたのは、6年生の代表の児童でした。
代表児童が壇上に上がると明らかに空気が変わったように感じました。

決して言葉にしていたわけではありませんが、私には「かっこいい!」という子供の声、「うちの子もああなるのかな。」という保護者の声が聞こえた気がしました。
小学部も、中学部も、よいお手本が近くにいてくれるのは有り難いことですね。
一歩一歩憧れの先輩に近づけるようがんばっていきましょう!
4月8日(金)10時から中学部の入学式が行われました。
本校からの進学者23名に、小学校から入学する6名が加わり、本校の中でも一番人数の多い学年になりました。
6年間で培った人間関係の中に、新たな個性が加わることで、生徒同士の多様な関わりが見られるのではないかと期待しています。
生徒会長の挨拶にあったように、困ったときはいつでも先輩を頼っていいです。
分からないときは遠慮なく聞いてみよう。自信がないときは先輩の姿をしっかり見てみよう。
必ず進むべき道が見えるはずです。
新入生の皆さんが楽しみにしている作業学習は大人になる第一歩を感じられるとてもやりがいのある学習です。働く楽しさ、仕事ぶりを評価してもらううれしさを存分に味わいながら成長してください。
中学部の式の後に、小学部入学式が行われました。
中学生の大きな体から比べると、確かに体は小さくかわいらしいのですが、入学に対する思いは同じなのだと思いました。
式が始まる前に、「そろそろ式が始まります。いすに座りましょう。」と呼び掛けたところ、それまで体育館を走り回っていた子が、お父さん、お母さんの隣のいすに座ったのです。なんて素晴らしい!
小学生になるんだという気持ちをしっかり持って入学してきたのだなと感心しました。
「全員、御起立ください。」の言葉にも御覧のとおり、しっかり応じて式に参加していました。
そんな立派な小学1年生の子供たち、保護者の皆さんが羨望の眼差しを向けたのは、6年生の代表の児童でした。
代表児童が壇上に上がると明らかに空気が変わったように感じました。
決して言葉にしていたわけではありませんが、私には「かっこいい!」という子供の声、「うちの子もああなるのかな。」という保護者の声が聞こえた気がしました。
小学部も、中学部も、よいお手本が近くにいてくれるのは有り難いことですね。
一歩一歩憧れの先輩に近づけるようがんばっていきましょう!
新任式・始業式で令和4年度スタート!
2週間程の春休みでした。
私は、子供がいない学校がさみしくて「早く始まらないかな。」とことあるごとに口にしていました(学校でも、家でも)。
すぐに始まることは分かっているのですが、何となく物足りない、張り合いがない感じに耐えられなくなってしまいます。
今日、玄関で子供たちを迎える先生たちを見ていて、みんな同じ気持ちなんだなということが分かりました。

子供たちを迎える先生たちは、
まず、目が違います。声のトーンが違います。そして、身のこなしが違います。
♪昼間のパパはちょっと違う♬(by忌野清志郎)という歌詞が口をついて出そうになるぐらい、光って見えました。
そんな先生たちに迎えられて、子供たちは安心して新しい環境になじんでいました。
新しい先生と一緒に新しい環境を確認する スクリーンに映る校長先生の話を聞く
各教室での新任式・始業式の様子を見て回ると、驚くほど落ち着いて、感心するほど立派な態度で参加しています。
前年の学習と家庭での生活の経験が確実に積み上がっているなあと思いました。
それぞれによい形で新しい1年のスタートを切ることが出来たと思います。

ある学級を訪ねると教室の後ろには教科書が用意されていました。
新しい教科書を使っての学習に期待が膨らみます。
今年はどんなことがあるだろう?どんなことを学び、成長できるだろう?
児童生徒の皆さん、一緒に着実な一歩を踏み出す1年にしていきましょう。
保護者の皆様、関係機関の皆様、今年度も変わらず、学校の教育活動への理解と協力をお願いします。
私は、子供がいない学校がさみしくて「早く始まらないかな。」とことあるごとに口にしていました(学校でも、家でも)。
すぐに始まることは分かっているのですが、何となく物足りない、張り合いがない感じに耐えられなくなってしまいます。
今日、玄関で子供たちを迎える先生たちを見ていて、みんな同じ気持ちなんだなということが分かりました。
子供たちを迎える先生たちは、
まず、目が違います。声のトーンが違います。そして、身のこなしが違います。
♪昼間のパパはちょっと違う♬(by忌野清志郎)という歌詞が口をついて出そうになるぐらい、光って見えました。
そんな先生たちに迎えられて、子供たちは安心して新しい環境になじんでいました。
新しい先生と一緒に新しい環境を確認する スクリーンに映る校長先生の話を聞く
各教室での新任式・始業式の様子を見て回ると、驚くほど落ち着いて、感心するほど立派な態度で参加しています。
前年の学習と家庭での生活の経験が確実に積み上がっているなあと思いました。
それぞれによい形で新しい1年のスタートを切ることが出来たと思います。
ある学級を訪ねると教室の後ろには教科書が用意されていました。
新しい教科書を使っての学習に期待が膨らみます。
今年はどんなことがあるだろう?どんなことを学び、成長できるだろう?
児童生徒の皆さん、一緒に着実な一歩を踏み出す1年にしていきましょう。
保護者の皆様、関係機関の皆様、今年度も変わらず、学校の教育活動への理解と協力をお願いします。
修了式・離任式
今日は、1年の学習の最終日でした。
修了式・離任式が行われました。
本来であれば、体育館で、各学年の代表児童生徒が校長先生から修了証書を受け取ったり、退職・異動する先生とお別れをしたりするのですが、感染防止対策として各学級でスライドを使って式を実施することとしました。

各学級では、担任の先生から児童生徒一人一人が修了証書を受け取っていました。
体育館でもらうという緊張感は味わえなかったかもしれませんが、一人一人の子供に合わせて丁寧に証書を渡している姿を見て、特別支援学校のよさが出ているなあと感じました。
ぎゅっと握り込んで持ってしまう子のためにクリアファイルに入れて手渡したり、証書の存在に気付きやすいように見やすい位置に提示し、手を伸ばして来るまで待ったり、何気ない瞬間ですが、先生たちが子供の力を生かそう、引き出そうとしている姿が見られました。

子供たちもそうした先生たちの思いに応えるようにしっかり証書を受け取っていました。
小学1年生は、1年前とは比べものにならないぐらいの落ち着きぶりでした。
小学4年生になると、体育館でやっていた証書の授与の仕方を覚えているのでしょう、あまりに立派な受け取り方に、私は思わずうなってしまいました。
中学生はもう私たちがやっているのとそう大きく違いはありません。どこに行っても大丈夫と思える態度でした。
小学部1年生から順に中学部まで見ていったのですが、1年という時の重みを感じる時間となりました。そして、もう一つ気付いたのが、体育館での授与の経験のある学年になるとイメージはより明確になり、もらい方も形になっているなあということです。
同じような経験であっても、経験の「場」がどのようであるかということも、大事な要素なのだということに気付きました。
令和4年度は、どんな1年になるのでしょう。
少しでも、子供たちの学びの場が充実出来るよう、がんばっていきたいと思います。
修了式・離任式が行われました。
本来であれば、体育館で、各学年の代表児童生徒が校長先生から修了証書を受け取ったり、退職・異動する先生とお別れをしたりするのですが、感染防止対策として各学級でスライドを使って式を実施することとしました。
各学級では、担任の先生から児童生徒一人一人が修了証書を受け取っていました。
体育館でもらうという緊張感は味わえなかったかもしれませんが、一人一人の子供に合わせて丁寧に証書を渡している姿を見て、特別支援学校のよさが出ているなあと感じました。
ぎゅっと握り込んで持ってしまう子のためにクリアファイルに入れて手渡したり、証書の存在に気付きやすいように見やすい位置に提示し、手を伸ばして来るまで待ったり、何気ない瞬間ですが、先生たちが子供の力を生かそう、引き出そうとしている姿が見られました。
子供たちもそうした先生たちの思いに応えるようにしっかり証書を受け取っていました。
小学1年生は、1年前とは比べものにならないぐらいの落ち着きぶりでした。
小学4年生になると、体育館でやっていた証書の授与の仕方を覚えているのでしょう、あまりに立派な受け取り方に、私は思わずうなってしまいました。
中学生はもう私たちがやっているのとそう大きく違いはありません。どこに行っても大丈夫と思える態度でした。
小学部1年生から順に中学部まで見ていったのですが、1年という時の重みを感じる時間となりました。そして、もう一つ気付いたのが、体育館での授与の経験のある学年になるとイメージはより明確になり、もらい方も形になっているなあということです。
同じような経験であっても、経験の「場」がどのようであるかということも、大事な要素なのだということに気付きました。
令和4年度は、どんな1年になるのでしょう。
少しでも、子供たちの学びの場が充実出来るよう、がんばっていきたいと思います。