学習活動の様子をお知らせします!

八二養の日々

にこやかに、そして黙々と

 本校では、感染防止対策のため学級ごとに学習を行っています。
 
 本来は、作業学習も学年を超えた縦割り集団で行っていますが、今は学級という小さな単位での実施となっています。
 
 ある学級は、下足箱の清掃をしていました。
 風の強い日があると、八二養名物の土埃が入ってきて結構汚れています。

 生徒たちは、一つ一つ丁寧に拭き掃除をしてくれています。
  
 「がんばってるね!」と声を掛けると「ありがとうございます!」とにこやかに答えた後、すぐに切り替え、黙々と作業を進めています。

 どこかで読んだ記憶があるのですが、黙々と地道なタイプの子と、社交的なタイプの子、どちらの予後がよいか?という話を思い出しました。
 
 その答えは、社交的なタイプの子なのだそうです・・・。
 自分自身がそうだからか、個人的には黙々と地道なタイプの子に好感を持ちますが、社会の中で生きていく上では社交性が大事なようです。
 ※黙々とがんばることはもちろん大事ですが、社交性は成功のための大きな要因ということが言えるでしょう。社会の中で柔らかく生きていくということを考えればそうなのかもしれませんね。

 さて、作業をしていた生徒たちの様子に戻ってみましょう。

 生徒たちは、“にこやかに”「ありがとうございます!」と私に対応し、そして“黙々と”作業を続けていました。
 社交性○、地道な作業○です。
 これは将来が楽しみになりました。
 
 
 
  

参観日

 昨日から、参観日が始まりました。
 「昨日から」と書いたのは、学年ごとに分散して実施しているからです。

 今週は小学部6,5,4年生、来週は小学部3,2,1年生、再来週は中学部が予定されています。
 
 保護者の皆さんが来るということで、朝から子供たちはテンション高め、声のトーンも高めです。大好きなお父さんお母さんに自分の学級、友だち、学習の様子を見てもらうことが嬉しいのでしょう。
 参観にきたお父さんに、友達を紹介したり、廊下に掲示してある絵の制作過程を教えたりしている子がいました。お父さんが「ほら、もうお勉強始まるよ。」と言いながらも嬉しそうな顔をしているのを見て、子供にとっても保護者にとってもよい時間になったのかなと思います。

 さて、保護者の皆様にはPTA活動に御協力いただきありがとうございます。
 コロナ禍で、一堂に会して行う総会や環境整備作業などの活動ができない状況にあり、直接的な対話をしながらPTA活動を進めることができないのは残念ですが、書面決議での回答率、参観日の機会を利用した各学年ごとの打合せの様子を見て、保護者同士のつながりと一体感をもって子供たちの教育活動を支えようとしてくださっている皆様の思いをひしひしと感じます。

 様々な制約がある中ですが、できることの中で最大の効果を上げられるよう知恵を出し合いながら一緒に進めていきましょう。

問い掛けられて気付くこと

 2回目の全校集会が行われました。
 
 今回、川村教頭先生のお話の中で、子供たちに「慣れましたか?」と問い掛けがありました。
 
 教室の様子を見て回っていた私は、子供たちの様子を見て「はい、大丈夫ですよ。」と自信をもって報告しました。
 その根拠は、2つです。
 1つめは、下の写真にあるとおり、お話に合わせて提示されるスライドをよく見て、しっかり話を聞いている様子です。
  
 小学部1年生も、中学部1年生も先生との信頼関係ができ、すっかり落ち着いて八戸第二養護学校の子供になっています。

 2つめは、新任職員の自己紹介が一人終わる度に学校中に大きな拍手が響き渡っていたことです。
 知っている顔が出てくるからこそ気持ちも入りますし、そのお話に興味を持って聞き、心が動くのだと思います。力強い拍手は、近付いた印、気持ちを寄せた印なのだと思います。

 連休明けだけど落ち着いた感じだなと漠然と感じてはいましたが、改めて「慣れましたか?」と問われたことで、どうかな?と注意深く見る機会になりました。

 私はどちらかというと、「しっかりやっていればよし」として見守ってしまうところがあるのですが、何気ないことでも敢えて問い掛けることで意識していなかったところに注意を向けたり、深く考えたりする機会になるんだなということを感じました。

 子供たちに何て問いかけてみようかな?しつこくならない程度に。

不審者対応訓練

 児童生徒下校後、学校に不審者が侵入したことを想定した訓練を行いました。
 感染症対策のため、警察の方をお招きして実技を行うことはかないませんでしたが、DVDを視聴して対応をしっかり確認しました。

  

<保護者の皆様へ>
 感染症対策、防犯の両面から、遅刻、早退、忘れ物を届けに来たなどの場合は、玄関での対応とさせていただいておりますので御理解と御協力をお願いします。
 ※PTA活動、参観日などの場合は、所定の手続きを踏んで入校いただいていますので御安心ください。

競り合う楽しさ

 
 校舎2階の窓から見える櫻が満開です(桜の木は、お隣のうみねこ塾さんのもの・・・借景です)。

 そんな中、今日はある児童に誘われて、朝のランニングに行きました。
 外という空間で、距離が保たれていれば、声を掛け合ったり、一緒に走ったりすることが出来ます。
  

 苦しい?イメージの強いランニングですが、みんなそれぞれのペースで楽しそうに走っています。
 誰かと一緒に走るって楽しいですよね。
 ※校内では、感染防止対策のため、学級ごとの活動が基本となっており、他の学級の子供との関わりが少ない状況だったので、一緒に走る喜びは格別です。

 誘ってくれた子も私の姿を見つけると、「早く走ろう!」と誘ってくれました。そして、心がウキウキするのか、ペースアップして走るのです。
 気持ちが走りに表れているなあと思いながらペースを合わせて走っていると・・・6年生の男子がペースを上げて私の横に並び、ちらっとこちらを見ると、すっと前に出て走っていきます。その挑発に乗ってしまいました。

 ゆっくり走っている子供たちをどんどん追い抜きながらまさに競り合いでした。さすがに6年生にもなると速いです。40半ばを過ぎたおじさんは最後には諦めてしまいました。

 走り終わった後、競り合った6年生の男の子から「また明日も勝負しましょう。」と誘いを受けました。
 競り合って『勝った』ことが嬉しかったようです。「もっと、もっと」という気持ちが見られると私も嬉しくなります。
 簡単に連戦・連勝を許してしまっては、競り合う楽しさも半減してしまうでしょうから、私も体調を整えてしっかり競り合い、時には勝つことができるようにがんばろうと思います。