学習活動の様子をお知らせします!

八二養の日々

歯科検診で感じる成長

 本日、歯科検診が行われました。

 私は、一人の男の子に密着取材することにしました。

 その子は、昨年の歯科検診では、検診の教室に入ることが出来ず、廊下で先生の膝の上に座りながら、何とかがんばって口を開けていたRくんです。

昨年度の歯科検診の記事にも登場したRくんです。


 私は、最近の学習の様子を見ていて、今年はきっと一人で歯科検診を受けることが出来るのではないかと期待していました。

 Rくんは、頼まれたことにしっかり応えられる、自分のやるべきことを確実に行う、約束を守ってがまんするなど、周囲の状況や他者を意識して自分の行動をコントロールできるようになってきていました。これは成長を見るいいチャンスだと思ったわけです。

 検診の列に並んでいるときから、「僕はがんばるよ。」とアピールしながら、いざ歯科医の前へ。

今日のRくんの様子


 予想通り、「はい口開けて~。」という歯科医の言葉に合わせて大きく口を開け、しっかり診てもらうことができました。

 歯科検診が出来るようになるには、もちろん慣れも必要ですが、子供自身が周りの物事をどう受け止めるか、それに合わせて自分の行動をどれだけコントロールできるかといった子供自身の総合的な発達も大きく関係しているのだということがよく分かりました。これは他のことでもそうですよね。
 私たちの指導はそういう面から子供たちを支えるものになっているのだと認識を新たにしました。

 期待の目で見ていたのは、私だけではなかったようで、その様子を見ていた先生たちも彼の成長を喜んでいました。

 成長の瞬間に立ち会えるうれしさを味わうと、そういう瞬間をたくさん作れるようにがんばろうという思いが湧いてきますね。


入学式

 本日、小学部20名、中学部19名を迎え、入学式が行われました。
 今回は、学部ごとに、新入生と保護者、式の進行に関わる教職員のみで入学式を実施しました。

 それぞれの式の雰囲気を短く表現すると、
 中学部の式は、「再会の喜びの中、自分で判断する。」でしょうか。
 久しぶりの登校で少しうれしい気持ちになりつつも、式の最中は司会の言葉に合わせてしっかり行動することができていました。卒業式と違って、練習をする時間もないのですが、それでもしっかり動けるのは小学部(小学校)の積み重ねがあってのことでしょう。

 

 小学部の式は、「お母さんお父さんに支えられながら、新しいことを受け止める。」でしょうか。
 様々なことに興味をもち、いろいろ探索して回っていた子供たちでしたが、式が始まるとお母さんの膝の上だったり、お父さんの抱っこだったり、それぞれの落ち着きどころに収まりながら、進行に合わせて一緒に立ったり座ったり、礼をしたりしていました。
 私は、司会をしながら思わず頷いてしまいました。誰かの支えを受けながらでも、新しいことを受け止めて応じていくことがすべての始まりのように思います。

 それぞれの年齢に応じて、式へ参加しようとする姿がほほえましく、明日からの学習活動への期待がどんどんふくらんできました。明日から元気に登校してきてくださいね。一緒に学習するのを楽しみに待っています。

生徒会長の挨拶 100点の出来でした。         新入生代表挨拶 立派な態度に感激しました。
 
※生徒会長は、中学部、小学部の入学式で歓迎の言葉を述べました。
 小学部新入生の保護者の皆さんが、生徒会長の姿を見る目は、うちの子も中学生になったらあんな風になれるかな?という憧れの目のように感じました。

入学式の準備

 新任式・始業式のあと、中学部の生徒たちが入学式の準備をしてくれました。

 机、いすのセッティング       校旗の準備             校旗の据付
   

 仕上げのモップ掛け         生徒会長の歓迎の言葉練習
  
 
 新入生を迎えることを楽しみにしていること、そして丁寧に迎えようとしていることが皆さんの働きぶりから伝わってきましたよ。

 明日の入学式は一緒には出来ないけれど、その思いは必ず伝わるはずです。

 気持ちのこもった準備、ありがとうございます。

令和3年度スタート

 本日、始業式が行われ、令和3年度がスタートしました。
 校長先生は、式辞の中で、
 「手洗いや手指消毒を徹底し、みんなで「健康」で「安全」な学校を作りましょう、そして、安心して皆さんの「考える力」を発揮し、アイデアあふれる学習が展開されることを期待しています。」とお話しました。
 感染症の不安が消えない中、本校教職員、児童生徒がみんなでお互いの安全と安心を守れるようにしなければならないのだと改めて身の引き締まる思いがしました。子供たちも同じように感じてくれたことでしょう。校長先生を見つめる目は真剣そのものでした。
   
 そんな姿を見て、ある先生が、新3年生が立派すぎて・・・と話していました。確かに。
 自分たちが最上級生であるという気持ちがそうさせるのでしょうか?
 置かれた環境で人は育つという面もあるのだなと思いました。そういう意味では、制限のある中でも様々な環境に子供たちを置いてあげられるようにしていかなければならないなと気持ちを新たにしました。

 さて、今日は新任式も行われました。
 令和3年度は36名の新任の先生方をお迎えしました。・・・多いですね。
 
 でも、新任者代表挨拶で外崎教頭先生がお話しになったとおり、人と会う回数、話す回数が多くなれば仲良くなれるはずです。
 「PTA新聞の職員紹介号(5月発行)を見ながら一人一人確認して話し掛けてみましょう。」という実行に移しやすい具体的な提案もありました。実際にやってみましょう!

修了式&離任式

 令和2年度の登校も今日が最後でした。
 修了式では、修了証書授与の際の、呼名に対する返事、起立がポイントです。
 みんなそれを意識してしっかりがんばりました。

 もう一つがんばっていた生徒たちがいます。いつも元気で、先生が何か言うと「はい!」と元気に返事をする生徒たちです。「返事の場面ではいいけど、その他の式中は静かにね。」前日に担任の先生と確認し、がんばるぞ!と気合いを入れていた子供たちです。
 そういうことを意識してか、式中の顔がとても真剣です。私は、司会をしながら、その真面目な努力を見て、つい表情が緩んでしまいました。ついやってしまうことを意識してがまんできることはとても立派なことですね。私も見習わなければいけないなと思います。
 
 さて、1年の終わりにはお別れもつきものです。修了式に続いて離任式も行われました。
 
 新型コロナウイルスの影響で、あまり接触できないのが残念ですが、最後は花道を作って、拍手でお見送りしました。

 大好きな先生と別れるのは寂しいけど、それぞれに新しい環境でがんばっていきましょう。