学習活動の様子をお知らせします!

八二養の日々

待ちに待った学年集会の日

 学校の良さは何と言っても「友達」がいることです。
 これまで本校でも、感染防止のために学級ごとの活動を原則としてきました。仕方がないと言い聞かせながらも、正直な気持ちは、もっといろいろな人といろいろな活動をしたい!みんなそう思っていたはずです。
 本校では、「学校における新しい生活様式」などを参考に、校内での行事や学習活動の実施の在り方について検討し、先週から制限を少し緩和して学習を進めることにしました。具体的には、まだ制限はあるものの体育館や広い特別教室などでは、定められた人数内での合同学習ができるようになりました。一歩前進です。
 この緩和に伴って、これまで控えてきた小学部の学年の会の活動が今日行われました。久しぶりに少し大きい集団での活動ができて、子供たちもいつもより興奮気味の様子でした。そうですよね、これを待っていたんですよね。
 広い体育館で換気をしながらの活動であったり、思い切ってグラウンドに出ての活動であったり、モニターを使って分散して活動したり。制限のある中でも様々な工夫をして、同じ学年の友達との久しぶりの集会を楽しんでいました。
   

開放感の中で忘れてはいけないこと

 今週は大分暖かくなりました。グラウンドや中庭から子供たちの元気な声が聞こえてきます。
 全国的に緊急事態宣言が解除されたこともあって、少し開放的な気分になってしまいますが、まだまだ油断はできませんね。感染防止対策は抜かりなく続けていきましょう。 
 今日は、外での体育の授業の中で、「両手を広げて、隣の人と間隔をとりましょう」という指導がされていました。体育なら当たり前の光景ですね。これまでの私であれば、ぶつからないようにそういう指導をしているのだなということしか考えられなかったと思います。みなさんはいかがですか?
 しかし、今日その指導を見たとき、私の頭の中で自然に「ソーシャルディスタンスをとりましょう」という意味付けがされました。そして、「そうか、そういう見方が大切なんだな」と改めて感じました。
 新型コロナウイルスの感染防止の取組は、今まで当たり前と思ってやってきたことの意味を問い直し、新たに意味付けするよい機会になっているように思います。
 細やかな健康観察、検温、手洗い、清潔、換気、他者との距離感などどれも大切にしていたことですが、ともするとなあなあになってしまいがちなことでもあります。
 開放感を感じている今だからこそ、もう一度、今していることの意味を問うことを忘れてはいけないなと思います。今までやっていたことの中には、私たちが気付いていない大切な意味が隠れているのかもしれません。その意味に気付くことが新たな学びにつながるはずです。

  

学校再開

 本校でも5月7日(木)から学校が再開されました。4月20日(月)から、ゴールデンウィークを挟んで17日間友達と会えない日が続いたこともあって、登校時の玄関では子供たちが笑顔で再会を喜ぶ姿が見られました。止まっていた校舎の空気が一気に動き始めた感じです。学校はこうでないと!
 さて、再開にあたって、校長先生からお話いただいた中で3つのお願いがありました。
 1 授業は学級単位で。
 2 マスク、手洗いの徹底。
 3 定期的な換気。        です。
 このお話を聞いたあと、各学級では、実際にマスクの付け方を確認したり、手洗いの仕方を練習したりして、「咳エチケット」、「手洗い」などについて学習しました。
 また、学習が終わったあとのことですが、子供同士で協力して大きなモニターを片付ける姿が見られました。いつもなら「がんばっているな」と見るだけだったと思います。しかし、長い休業のあとということ、とても楽しそうに声を掛け合いながら働いていることが重なると、友達がいる、一緒にできるってやっぱりいいなあとしみじみ感じてしまいました。

  

小学部発育測定が行われました。

 発育測定が行われる音楽室に入ってくる子供達を見て、つい、「大きくなったね。」と声を掛けたくなるぐらい、子供の成長のスピードに感心してしまいました。
 広い音楽室に、1学級(5人前後)ずつ入り、前の人と間隔を空けて並ぶことを意識しながら、測定をしていました。そういう行動の調整も上手になったんだなと、改めて感じました。
 休校の影響か?体重が気になる子が少し多かったのですが、今年度から始まった朝の体育の時間の学習活動を通して、運動の楽しさを感じ、たくさん体を動かしながら、適正体重をめざすことはもちろん、健康な体作りを進めていきたいと思います。感染症対応の中、工夫して運動している様子は、後日お伝えします。
 
  

もうすっかりなじんでいます。

 2日前に入学したばかりの小学部1年生。まだそわそわ落ち着かないのかな?と思いながら教室をのぞいてみると・・・
 なんと、上手に折り紙を折っている子がいました。思わず教室にお邪魔して、「何作ってるの?」と聞いてみると、元気な声で「ひこうき!」と返ってきました。もちろん、できあがった飛行機を飛ばして盛り上がりました。
 そんなやりとりを見ていた別の子が、担任の先生に「くろ(い折り紙をください)」とお願いして自分も作りたいと伝えていました。自分の思いを伝えることって大切ですね。担任の先生は、「飛行機飛ばし大会ができそうだね。」と子供達の様子を見ながら想像を膨らませていました。子供たちの姿とそこからヒントを得て活動を発展させる教師の思考が見られたとてもいい瞬間でした。
 別の学級では、課題学習に取り組む姿がありました。やるべきことが分かって集中して取り組む姿を見て、入学したばかりとは思えない落ち着きを感じました。これからの成長に、期待大です。