学習活動の様子をお知らせします!

八二養の日々

夏季休業前の全校集会

 7月21日(火)、夏休み前最後の授業日です。
 年度始には、新型コロナウイルスの拡大に伴う臨時休業がありましたが、その後は皆様の御協力のおかげで、教育活動を継続することができました。この機会に感謝申し上げます。

 さて、夏季休業に向けて、全校集会では2つのお話がありました。
 1つ目は、工藤教頭先生から、「会話のキャッチボールをしてみよう」というお話です。
ボールを投げるスライドを示しながら、一つずつ、投げたら相手から受け取ることで会話が成り立つことをお話していました。たくさんのボールを一気に投げると・・・相手は受け止めきれず、キャッチボールになりませんよね。
 2つ目は、生活指導部の上條先生から、夏休みの生活に関わるお話です。
規則正しい生活では、早寝早起き(いつもと同じ時間に)、歯磨き、お手伝いなど。
安全な生活では、交通ルール、海やプールでの安全、花火をするときの注意など、楽しく過ごすために大切な事を確認しました。

 この2つのお話を頭に置きながら、夏休みを楽しみましょう。

 進行は、生徒会会長、副会長の皆さんでした。
 3人とも、丁寧な語り口のとても耳に優しい司会でした。お疲れ様でした。
   

集会のかたち

 今日は、小学部では学部集会、中学部では学年集会が行われました。
 集会と言っても、それぞれのねらいに合わせて実施のかたちは様々です。

 中学部1年生は、様々な授業で一緒に学習することはあっても、同じ学年の生徒が一緒に集まる機会は今年度初めてだったそうです(こんなところにも感染症のしわ寄せが・・・)。
 今回は、体育館で集会ができるということで、これまで暖めていた「自己紹介」をやっていました。リモートでもできないことはないですが、直接顔を見て、声を聞いて、友達の発言に盛り上がったり、感心したり、そういうリアルな心の動きは、やっぱり同じ空間でなければ体験できません。

 一方、小学部では、各教室で集会を行っていました。同じスライド、動画などを用意し、同じ流れでそれぞれの教室で集会が進んでいきます。進行や発表など、事前に撮影した動画を使って、集会ならではの集団を意識できるように工夫していました。
 特に、途中で行ったダンスは、隣の教室の盛り上がりも感じ取りながら一緒に体を動かしている様子が見られ、教室という区切られた空間でも、みんなで同じ活動をしているということが感じられる工夫があれば、集会のねらいは達成できるのだなと改めて勉強になりました。
 今日の集会を見ていて、集団の良さを生かした活動を行った中学部、制限のある中で集団を感じさせる工夫をした小学部。こんな時期だからこその工夫で、集会の本来の目的を明確にして学習ができていたような気がします。
 どちらの集団も、ただ形としての形式的集団に留まらず、相互に影響を及ぼし合う「機能的」な集団でした。

中学部 体育館での自己紹介     小学部 隣のクラスを意識しながらダンス

                    

待ちに待ったエアコン始動

 昨年度設置されたエアコンが、昨日の試運転を経て、使えるようになりました。
 今日は、小学部が学習しているD,E棟の湿度が90%!早速、エアコンの出番です。
 (ただし、まだ発電機の仮設電源を利用しているため、本格稼働はもう少し先です。)
 
 エアコンのスイッチを入れると、涼しい風が心地よく流れてきました。
 子供たちも「エアコンがついたよ。」と先生に伝えたり、指差して友達に教えたり、中には跳びはねて喜びを表したりする子もいました。
 体育の授業を終えて帰ってきた子供は、「気持ちいい~」と満面の笑顔を見せていました。

 エアコンの設置で、安全で快適な学習環境を整備していただきました。この環境は、子供たちの心理面でもよい影響を与えてくれるものと思います。大変ありがたいと思います。 
 私たち教師は、さらに教育活動の充実に努めなければならないなと、気持ちを新たにしました。

    湿度90%・・・        65%まで下降!       学習に集中!
   

待ちに待った学年集会の日

 学校の良さは何と言っても「友達」がいることです。
 これまで本校でも、感染防止のために学級ごとの活動を原則としてきました。仕方がないと言い聞かせながらも、正直な気持ちは、もっといろいろな人といろいろな活動をしたい!みんなそう思っていたはずです。
 本校では、「学校における新しい生活様式」などを参考に、校内での行事や学習活動の実施の在り方について検討し、先週から制限を少し緩和して学習を進めることにしました。具体的には、まだ制限はあるものの体育館や広い特別教室などでは、定められた人数内での合同学習ができるようになりました。一歩前進です。
 この緩和に伴って、これまで控えてきた小学部の学年の会の活動が今日行われました。久しぶりに少し大きい集団での活動ができて、子供たちもいつもより興奮気味の様子でした。そうですよね、これを待っていたんですよね。
 広い体育館で換気をしながらの活動であったり、思い切ってグラウンドに出ての活動であったり、モニターを使って分散して活動したり。制限のある中でも様々な工夫をして、同じ学年の友達との久しぶりの集会を楽しんでいました。
   

開放感の中で忘れてはいけないこと

 今週は大分暖かくなりました。グラウンドや中庭から子供たちの元気な声が聞こえてきます。
 全国的に緊急事態宣言が解除されたこともあって、少し開放的な気分になってしまいますが、まだまだ油断はできませんね。感染防止対策は抜かりなく続けていきましょう。 
 今日は、外での体育の授業の中で、「両手を広げて、隣の人と間隔をとりましょう」という指導がされていました。体育なら当たり前の光景ですね。これまでの私であれば、ぶつからないようにそういう指導をしているのだなということしか考えられなかったと思います。みなさんはいかがですか?
 しかし、今日その指導を見たとき、私の頭の中で自然に「ソーシャルディスタンスをとりましょう」という意味付けがされました。そして、「そうか、そういう見方が大切なんだな」と改めて感じました。
 新型コロナウイルスの感染防止の取組は、今まで当たり前と思ってやってきたことの意味を問い直し、新たに意味付けするよい機会になっているように思います。
 細やかな健康観察、検温、手洗い、清潔、換気、他者との距離感などどれも大切にしていたことですが、ともするとなあなあになってしまいがちなことでもあります。
 開放感を感じている今だからこそ、もう一度、今していることの意味を問うことを忘れてはいけないなと思います。今までやっていたことの中には、私たちが気付いていない大切な意味が隠れているのかもしれません。その意味に気付くことが新たな学びにつながるはずです。