学習活動の様子をお知らせします!

八二養の日々

WinーWinの関係

 本日、八戸市社会福祉事業団の理事長さん、うみねこ塾の塾長さんが来校しました。
 
 来校の理由は、「感謝」の気持ちを伝えるため。

 何に対する「感謝」かというと、以前の記事で紹介したとおり、本校からうみねこ塾に続く道路の落ち葉清掃、雪かきをしたことへの感謝です。

中学部生徒の活動発表       理事長さんのお話
  

 理事長さんが「私たちができないところを皆さんに補っていただいた。」とおっしゃってくださいました。「補っていただいた。」という言葉を私は「うみねこ塾の運営をする上で子供たちのやった仕事はなくてはならないものだった」と受け取りました。
 ありがとうという言葉はとても力のある言葉ですが、この「補っていただいた」という言葉は、子供たちをなくてはならない存在として受け止めてくれた言葉として、とても重いなあと感じました。
 一方で、学校としては、「子供たちに活躍の場を与えていただいた上、子供たちに感謝を伝え、意欲を育てていただいて有り難い」と思っていました。

 まさに、お互いになくてはならない存在であり、Win-Winの関係を築けているなあということを実感した瞬間でした。
 この関係がいつまでも続くといいなあと思います。

学校評議員会が開かれました。

 令和2年度2回目の学校評議員会が開かれました。
 評議員の皆様にはお忙しい中、出席いただきありがとうございました。
 
 数年にわたって行われた校舎の大規模改修が終盤にさしかかり、今回は、完成間近の校舎の様子を見ていただきました。
 明るく、きれいな教室、グラウンドへの出入りのための風除室(下足置き場)、皆さん子供たちの学習の様子が目に浮かんだようです。
 運動会などで校舎とグラウンドの出入りの様子を見たことがある評議員さんからは、「外に出るために渋滞することがなくなり、活動の時間が
しっかり確保できますね。」とお話いただきました。
 それを聞いて私は、時間が確保される分、学習の量が増えるのはもちろん、質も高めていかなければならないと身の引き締まる思いがしました。
  説明中の校長先生
 
 子供たちの学習活動の充実という大きな目的のために、様々な方々の力によって学習環境が整備されてきたことに感謝しつつ、その上に私たちができることをしっかり積み上げていきたいと思います。

八二養作品展準備中!

 当初の予定では、明日16日(土)から18日(月)までラピアさんを会場に八二養作品展を行う予定でした。
 しかし、昨今の感染症拡大の状況を踏まえ、会場を本校体育館に変更し、面談週間に来校した保護者の方を対象として行うことにしました。
※校外の方に見ていただけないのが残念です。

 今日、子供たちが帰った後、先生たちは体育館で作品展示をしました。
 子供たちの力作をどう飾ったら見やすいのか、作品のよさが引き立つのかみんなで考えながら作業していました。子供たちの頑張りを一番近くで見ている先生方ですから、そこは熱が入りますよね。広々として快適に鑑賞できる空間ができたと思います。

 実は、先生方が展示作業をする前に中学部の生徒たちが、机やパネルを運んだり、白布を掛けたりするお仕事をしてくれていました。そのおかげで、展示作業はスピーディーに行うことができました。校内で行うからこそ自分たちも関わることができるというよさもありました。子供たちがセッティングした会場ということを頭に入れてから見るとまた違った見え方があるかもしれません。

 今日はほぼ完成した会場の全体像を紹介します。
 作品一つ一つは、面談で来校の際にゆっくりどうぞ。

 体育館に入ると作品展の会場が現れます。 
  
 きれいな垂れ幕、近くに行くとその模様の正体が・・・ そこは来校時に!
  

避難訓練

 今年度3回目の避難訓練が行われました。
 2回目から導入されたヘルメットに子供たちはすっかり慣れて、
地震=机の下+ヘルメットというセットで行動できるようになってきているようです。


お話をよく聞いて身を守っています。    大きな体を小さくかがめて
    

子供たちが学ぶ機会の変化

 今日から学校が始まりました。
 いつものように全校集会を放送で行いましたが、今日はいつもと違う光景が・・・。
教頭先生のお話           先輩方が進める全校集会の様子
 

 令和2年度の生徒会のメンバーが司会進行をするのはこれまで同様ですが、その後ろから熱い視線を送る集団がいました。
身を乗り出すように先輩の姿を見つめる生徒たち



 そう、令和3年度の新生徒会の面々です。

 これまでは体育館で集会を行っていたため、自然に先輩の姿から学ぶことができていましたが、今年度は声はすれど姿が見えない「放送」での集会を行っているので、先輩の姿からの学びは自然には起こらない状況でした。

 いつもコロナのせいで・・・と考えてしまいますが、コロナのおかげでこれまで自然に行われてきた学びを意識的に捉え直し、そういう機会を作る必要があるのだなということを学びました。逆に今まではそういう学びの機会が学校のあちこちにあったんですね。
 やはり、直接人と関わり合う学びは貴重だったんだと改めて感じることができました。
 
 その貴重な「学びの機会」に来ていた新生徒会のメンバーは、先輩の姿から何を感じ何を学んだでしょうか?新しいメンバーの個性を生かした全校集会の進行に期待したいと思います。

全校集会&中学部生徒会当選者発表!

 今日は、冬季休業前の最後の授業日でした。
 全校集会では、教頭先生から【できるようになったのは◇◇◇です。】というスライドが示され、「◇◇◇にはどんなことが入るか考えてみましょう。」と問い掛けがありました。
  
 子供たちは、教室で放送を聞きながら「マスク(をつけられるようになった。)」、「ダンス」、「計算」、「音読」・・・と担任の先生にたくさんお話して教えてくれていました。自分たちが頑張ってできるようになったことをちゃんと意識しているって大事なことですよね。
 その後、いくつかの学級の学習の様子が動画で紹介されました。こんなにできるようになったんだなと改めてうれしくなりました。言葉は悪いかもしれませんが、たまに授業を見に行く私たちのような邪魔者がいない環境で、担任の先生としっかり向き合ったときには、これだけの力を発揮できるということにちょっと感動です。担任の先生と子供たちの強いきずなに、ちょっとうらやましい気持ちになってしまいました。

 さて、今日は中学部生徒会選挙の当選者発表の日でもあります。
 中学部3年生の選挙管理委員会の皆さんが、本物の選挙さながらに当選者を読み上げたり、当選の花をつけたりしていました。

  
 生徒会会長1名、副会長2名が発表され、次年度へ向けて準備が進んでいくことになっています。
 現生徒会長の言葉にもありましたが、当選した人も落選した人も学校をよくしようという思いは同じですから、一緒に頑張っていきましょう。

一票に願いを込めて 中学部生徒会選挙投票日

  11月27日(金)の立候補締切から今日まで、立候補者たちは、選挙ポスターを作成したり、演説の練習をしたりしながら準備を進めてきました。
 選挙管理委員会の生徒たちも投票日のポスターを作成し、選挙に必要なものをそろえ、会場のセッティングをして当日を迎えました。
 投票する生徒たちも選挙についての学習を進め、自分の判断が選挙の結果やその後の生徒会運営に反映されることを学んできました。

立候補者ポスター          選挙投票日のお知らせ      投票用紙(記入用)

    
        ※投票の仕方は生徒の実態によって、①候補者の名前を書く、②候補者に○をつける、
            ③候補者の箱にボールを入れるの3種類が用意されていました。


 いよいよ今日が、中学部生徒会選挙の投票日です。
 午前中に演説会(動画視聴)が行われ、選挙の仕方についても説明がありました。
 そしていよいよ投票。
投票所入り口             受付                  候補者の名前を記入         緊張の投票   

   

 緊張感漂う中で子供たちは自分の思いを一票に託していました(中には祈るようにして投票する生徒もいて、自分たちの学校をだれに託すのか真剣に考えていることが感じられました)。
 候補者の生徒たちは、結果が気になっているようでしたが、みんなしっかり選挙のルールを守って投票していました。

 一方で、選挙管理委員会の皆さんは、運営する側の大変さを味わったようです。
 どちらの立場も味わうことで、選挙の際に何に気を付ければよいのか、理解がより深まったのではないかと思います。
 校長先生の「ちょっと(投票箱の)中を覗いてもいいかな?」というちょっと意地悪な問い掛けに対して、「中を見ることはできません。」と毅然とした態度で返す選挙管理委員会の生徒を見て、選挙で大事にすべきことをしっかり学んでいるのだなと感心しました。

きれいなリースをありがとう!

 廊下を歩いていると、キラキラ光るクリスマスリースがたくさん飾ってありました。
   

 そういえば、もう12月ですね。
 
 新型コロナウイルスの影響で大きな行事が軒並み中止、縮小され、いつもの年とは違う時間の進み方の中で季節をじっくり感じることもなかったなあと感じます。
 そんなときに、廊下のリースを見て12月を実感させてもらいました。
 
 そのリースを作ってくれたのは、「階上小学校」の子供たちです。
 今年は、直接学校を訪れての交流は中止となり、DVDでメッセージをやりとりしたり、制作物等でお互いの気持ちを伝え合ったりといった間接的な交流となりました。
 会えないのはちょっと残念ですが、本校の子供たちも同じように12月、クリスマスという季節感を味わっていることでしょう。 会えなくても相手の心に届く贈り物っていいなあと思います。

 でも、来年は絶対に会ってお互いの学習の成果を交流しましょうね。楽しみにしています。
 

「特選」おめでとう!歯科保健図画・ポスターコンクール

 令和2年度歯科保健図画・ポスターコンクール、図画・ポスターの部において、本校小学部4年和田樹夜さんの作品が特選に選ばれました。おめでとうございます。

 私は、出品前に廊下に飾られていた樹夜さんの作品を見て、口が開いている感じがとてもリアリティがあるなあ、歯も一本一本丁寧に描かれているなあと感心して見ていました。
 今回このような形で評価していただいたことで、ますます本人の制作意欲が高まり、より魅力的な作品を生み出すことにつながるのではないかと期待しています。

 今日は、校長室で表彰式が行われました。立派な額に入った賞状とともに楯が送られました。なんと、楯には樹夜さんの作品がプリントされているではありませんか。これには本人も「お~っ」と感嘆の声をもらしていました。自分の作品が立派な楯になるなんてうれしいですよね。
 私たちも普段から「ほめる」ことは意識していますが、樹夜くんの「お~っ」のように、子供たちの心の底から聞こえてくる声を聞けるようなほめ方を工夫したいなと思いました。

   
 

勤労感謝の日を前に

 小学部3年生の子供たちが、いつもお世話になっているスクールバスの運転手さんに感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈りました。

  
 これは、学校でお世話になっている人たちにお礼をしようという道徳の学習を発展させて実施したそうです。
 道徳の授業で感謝の気持ちを伝えることの大切さを知り、自分たちにできる感謝の気持ちの表し方を考えて、一生懸命制作に取り組みました。学んだこと、考えたことを実際の行動につなげることはなかなか難しいことだと思いますが、自分たちの思いを先生といっしょに具体化したのはとても意味のあることだなと感じます。

    
 そんな子供たちの気持ちを受け取った運転手さんたちは、ちょっと照れくさそうに、でもとってもうれしそうにしていました。お互いにとてもいい時間でしたね。