学習活動の様子をお知らせします!

2021年2月の記事一覧

全校特別清掃

 あと2週間に迫った卒業式に向けて、そして1年間お世話になった学校に感謝の気持ちを込めて全校で清掃に取り組みました。

 小学部の1~3年生は教室や近くの廊下をメインに。
ぞうきんがけ上手です!      モップがけで廊下はピカピカ!  自分の下足箱をきれいに!

  

 小学部4~6年生は、トイレや階段などの公共スペースも。
1段1段丁寧に!          手洗い場もきれいに!       階段を拭く、力強い背中!
  

 中学部は、みんなが使う広い体育館やいつもは手の届かない汚れを丁寧に。
丁寧に汚れ落とし!        棚を一つ一つ!           ほこりがたまりやすいところは念入りに!
  
よくぞ気付いた!ほこりはそこ! 廊下の汚れに集中!
 
 おかげで校内はとてもきれいになりました。
 「きもちいいね。」と言っていた子供がいました。
 掃除をするとなぜか気持ちもリフレッシュして、新たな気持ちで物事に取り組めるような気がしますよね。
 清々しい気持ちで卒業をお祝いし、新たな始まりを待ちましょう。

厨房への感謝を伝える会

 本日の給食の前に、「厨房への感謝を伝える会」が行われました。



 今年の給食は、新型コロナウイルスの影響で様々な対応を求められました。
 食堂に一堂に会することができないため、各教室への配膳が求められました。運搬をどうするか、運搬の時間を考えたできあがりの時間の調整などこれまでの業務に加えてたくさんのことに目を向けて配慮を行き届かせる必要がありました。
 厨房の皆さんの細やかな配慮と働きぶりには頭が下がります。
 
 今日は、短い時間ではありましたが、感謝の気持ちを伝えることができてよかったなと思います。3月の給食も楽しみにしています。

図書室の掲示から受け取るメッセージ

 今日は図書室前の掲示を紹介します。

 いつも何気なく廊下を歩いていると図書室の前の掲示に目がとまります。
 
 子供たちにおすすめの本を紹介してくれているのですが、私自身が触れたことのないものも紹介されていて、新たな発見があります。

 今回は卒業に向けて掲示していました。


 卒業をテーマにした本?と思って見てみるとこんなメッセージが書いてありました。


「卒業するみなさんへ
 これからの新しいステージで役に立つ本を紹介します。
 卒業前に読んでみてね♡
 ご卒業おめでとうございます。」

 そういう応援の仕方があったか!

 自分が関わっている仕事の中で卒業生に対してできることを考え、実行してくれたんだなと、掲示してくれた先生の思いにちょっと感激してしまいました。

 私たちも、自分の関わっていることで他の人の役に立てることって何かなと考えて動かなければいけないなと感じました。
 そして、子供たちにもそういう大人になってもらえるよう日々の関わりを大切にしよう、そう思わせてくれた掲示でした。

小学部おわかれ会

 今年のおわかれ会は、いつもとちょっと違います。
 
 一度に体育館に入れる人数にも制限があるため、みんなで会を楽しむことはできません。
 そこで、体育館は主役の6年生と5年生のみの限られた人数で実施することになりました。

 では、その他の学年はどうするのか・・・
   
 会場に行ってみるとその心配は全く要らないことに気付きました。
 その場にいなくたって、ちゃんとお祝いの気持ちが伝わるように、子供たちの手作りの花、絵、おめでとうの文字などで会場が華やかに装飾されていました。入った瞬間にわっと思うぐらい、子供たちの思いが伝わってきました。卒業生の皆さんも同じように感じたことでしょう。
 
 それから、会の進行の中でも工夫がありました。ビデオレターです。
 同じ会場に入ることはできないけれども、伝えたい思いがあるのだということは十分に見て取れます。みんな笑顔で動画のメッセージを見ていました。
 

 また、会場には入れなかったみんなの思いを5年生のみんなが感謝状という形で一人一人に伝えていました。
  
 みんなの思いを形にしたとてもあたたかいおわかれ会になったなあと思います。


中学部作業学習販売会

 中学部の作業学習で作った製品の販売会が行われました。
 今回の販売対象は、本校の教職員です。私も買う気満々で体育館に行ってきました。

 会場には、木工製品(まな板、スピーカーなど)、紙工製品(ランプシェード、ポチ袋など)、布製品(巾着袋、コースター、髪を留めるゴムなど)がたくさん並んでいました。

 その数を見るだけで、作業学習の時間にコツコツと取り組み、成果を積み上げてきたことがよく分かります。

 そして、会場には「いらっしゃいませ」「おすすめは~」という声が響いていました。
 ここで一つ気が付いたのですが、やはり三年生は自信を持っているからか声が大きい、そして、買いに来た先生方の変化球の質問にも柔軟に対応しています。

 3年という月日を重ねて、自分の仕事を理解し、アピールポイントもしっかり押さえている姿を見て、これなら高等支援学校に行っても大丈夫、と思わせてくれる働きぶりでした。

 1,2年生はさすがに3年生にはかないませんが、やる気満々なところは負けていません。
 3年生が片付けに動くと、さっとフォローに入るなど、作業学習を通して確実に自分のできることを積極的に行う姿勢が身に付いているんだなと成長を感じました。

 これが、「背中を見て育つ」ということなんだなと思いました。

 卒業、入学の季節です。
 先輩として背中を見せてきた生徒たちは、さらに大きな背中を見て学ぶ後輩という立場に、後輩だった生徒たちは自分の背中を見せる立場になります。
 役割は大きく変わりますが、今日見せてくれた「気付いて動く」、「自分のできることは積極的にやる」という姿勢でこれからもがんばってほしいと思います。

柔道の授業から思うこと

 中学部の保健体育の授業で、「柔道」に取り組んでいました。
 
 恥ずかしながら、柔道のイメージは、組み合って投げる、受け身を取るというぐらいしかなかったのですが、今日の授業では、「礼」の仕方から丁寧に学習していました。


 左足を引いて             しっかり座って、礼
 

 礼に始まり礼に終わるというのはこのことかと、柔道の奥深さを知りました。
 普段はちょっとウキウキしがちな生徒も真剣な表情で、落ち着いた所作で取り組んでいました。

 さて、次は受け身の練習。
 後ろ受け身をするときに、始めに練習したのは小学部でも取り組んでいたあれ!
 通称?「ゆりかご」(後ろに転がって、背中をつけて、反動をつけて戻る)。

前後にゆらゆら



 これまでは、マット運動が上手にできるように取り組むというぐらいしか考えていませんでしたが、そうか、こういうところでしっかり生かされるんだな。そう思いました。
 そして、このように捉えることは、ゆりかごと受け身のつながりに留まらず、とても大切なことだということに気付きました。

 私たちはどうしても、今に目を向けています。それはそれで大切なのですが、今やっていることがこの先どのようなことにつながるのか、そういうことを考えておくことも大切ですね。

 例えば、小さい子がおもちゃを一つかごに片付ける場面。その瞬間は大いに喜んで、大いに褒めますが、ちょっと冷静な目で、小学生になったら自分の教科書を片付けられるようになるかな、中学生になったらお小遣いを財布に入れて管理できるかななど、ものを管理するという視点で見れば、すべてつながってきます。今やっていることと将来できるようになることのつながりを意識するだけで、子供のできたことの意味がとても大きく感じられ、喜びも倍増すること間違いなしです。
 今、子供たちががんばっていることが、どのような力として将来花開くのか、想像するだけでも楽しくなりますね。
 子供たちがしてくれるお手伝い。それは将来のどんな力につながっていますか?

入学説明会準備

 明日2月4日(木)は、小学部・中学部の入学説明会です。
 
 例年、食堂で保護者への説明を行っていましたが、今年度は感染症対策もあり、広い体育館で行うことになりました。

 会場準備が大変だな・・・と思っていましたが、中学部の生徒たちの協力を得られることになり、短時間で会場が整いました。本当に助かりました。

 
 
 印象的だったのは、手伝ってくれた生徒たちが「新しい一年生は何人来るんですか?」と質問してくれたことです。
 感謝されることが、やりがいにつながるのはもちろんですが、もう一つのやりがいがそこにあったのだということを感じました。そう、新しい仲間を迎える期待感です。

 私は、よく「期待×価値理論」で考えたり、説明したりします。【意欲】は、【期待】(できそう、こうなりそう)と【価値】(面白そう、やる意味がある)のかけ算で決まるという考え方です。

 今回の準備のように新入生が来るという【期待】、感謝されるという【価値】がある、そういう学習活動をたくさん用意できたらいいなあと思います。

WinーWinの関係

 本日、八戸市社会福祉事業団の理事長さん、うみねこ塾の塾長さんが来校しました。
 
 来校の理由は、「感謝」の気持ちを伝えるため。

 何に対する「感謝」かというと、以前の記事で紹介したとおり、本校からうみねこ塾に続く道路の落ち葉清掃、雪かきをしたことへの感謝です。

中学部生徒の活動発表       理事長さんのお話
  

 理事長さんが「私たちができないところを皆さんに補っていただいた。」とおっしゃってくださいました。「補っていただいた。」という言葉を私は「うみねこ塾の運営をする上で子供たちのやった仕事はなくてはならないものだった」と受け取りました。
 ありがとうという言葉はとても力のある言葉ですが、この「補っていただいた」という言葉は、子供たちをなくてはならない存在として受け止めてくれた言葉として、とても重いなあと感じました。
 一方で、学校としては、「子供たちに活躍の場を与えていただいた上、子供たちに感謝を伝え、意欲を育てていただいて有り難い」と思っていました。

 まさに、お互いになくてはならない存在であり、Win-Winの関係を築けているなあということを実感した瞬間でした。
 この関係がいつまでも続くといいなあと思います。

学校評議員会が開かれました。

 令和2年度2回目の学校評議員会が開かれました。
 評議員の皆様にはお忙しい中、出席いただきありがとうございました。
 
 数年にわたって行われた校舎の大規模改修が終盤にさしかかり、今回は、完成間近の校舎の様子を見ていただきました。
 明るく、きれいな教室、グラウンドへの出入りのための風除室(下足置き場)、皆さん子供たちの学習の様子が目に浮かんだようです。
 運動会などで校舎とグラウンドの出入りの様子を見たことがある評議員さんからは、「外に出るために渋滞することがなくなり、活動の時間が
しっかり確保できますね。」とお話いただきました。
 それを聞いて私は、時間が確保される分、学習の量が増えるのはもちろん、質も高めていかなければならないと身の引き締まる思いがしました。
  説明中の校長先生
 
 子供たちの学習活動の充実という大きな目的のために、様々な方々の力によって学習環境が整備されてきたことに感謝しつつ、その上に私たちができることをしっかり積み上げていきたいと思います。