学習活動の様子をお知らせします!

2022年7月の記事一覧

ツバメを見守る気持ち

学校の玄関にツバメの巣があります。

ツバメは、天敵から身を守るため、人の出入りのある場所に巣を作るそうです。

それも自分たちに危害を加えることがない優しい人のそばに!

 

子供たちも、私たち大人も、朝学校に来たとき、帰るとき、ツバメの巣を確認し、成長を見守ってきました。ツバメの巣を棒でつついたり、ものを投げたりする子など一人もいません。優しい子供たちです。

 

そんな安全・安心な環境の中ですくすくと育った雛は親鳥と同じぐらいに大きくなり、巣からはみ出しそうになりながら、えさを待っています。子供たちが夏休みの間に巣立っていく気配です。

 

夏休みが明けて登校してきた子供たちはがっかりするかもしれませんが、「みんなが優しく見守ってくれたから大人になって飛んでいったんだよ。」と教えてあげたいと思います。

 

ツバメを見守った自分たちの思いに気付くことで、保護者の皆さんが自分のことを見守る気持ちにも思いを巡らせてくれたらいいなあと思います。自分を見守ってくれる人の存在を意識することは成長の大きな力になりますからね。

全校集会 【明日から夏季休業に入ります】

 放送と動画を使って全校集会が行われました。
  
 今回は、西里教頭先生が、書道の様子を見せながらお話してくれました。
 
 リズミカルな筆遣いに子供たちは画面に釘付けでした。
 そして、「これは何という字でしょう?」と問い掛けられたとき、みんな真剣に考えていました。
 皆さんは何の字を書いているか分かりますか?
 
その1 まだ分かりません・・・
 

 その2 何となく形が見えてきました。
 

 私はこの段階でもまだ分かりませんでした・・・。
 こういうことは小さな子の方が感覚鋭く感じ取れるのかもしれません。

 小学部1年生の教室のところで一緒に見ていたのですが、子供たちの口から「ぞうさん」という声が聞こえました。
 その瞬間、ものすごくすっきりしました。
 見えなかったものが見えてくる、分からなかったものが分かるってこういう感覚なんだなと、改めて感じるとともに、歳を重ねてもそういう感覚を大事にしなければならないなと子供たちに教えられたような気がしました。

 西里教頭先生は、小学生の頃からずっと書道を続けているそうです。
 新聞や展覧会などで知っている方も多いと思います。

 そんな西里教頭先生から、子供たちにこんなメッセージが伝えられました。
 

 夏休みにいろいろなことにチャレンジして、好きなこと、ずっと続けられるようなことが見つかるといいですね。

 生活指導部の先生からお話があった「安全に」「規則正しく」という約束を守りながら、様々なことにチャレンジしてみてください。

 
 

災害時引き渡し訓練

 災害時引き渡し訓練が行われました。
 災害や停電等による教育活動の停止の際に、児童生徒を安全に保護者に引き渡すための訓練です。

  
 保護者の皆様には、御多用のところ、様々調整して訓練に御協力いただきありがとうございました。
 
 訓練とは言え、学校からの配信メールが速やかに開封されていく様子を見て安心しました。

 災害等の混乱の中では、今回のようにはいかないことも想定されます。
 今回の訓練の流れを確認いただき、少しでもスムーズに児童生徒の引き渡しができるよう準備しておきましょう。
 ・緊急連絡先電話番号の変更の場合は連絡する。
 ・学校配信メールが確実に届いているか日頃から確認する。
 ・メールの開封確認まで確実に行う。
これらのことも併せて確認しておくと安心ですね。

 

第2回特別支援学校総合スポーツ大会

 7月14日(木)標記大会が青森市の新青森県総合運動公園を主会場に行われました。
 
  
 本校からは、中学部3年生の生徒がサッカーに出場し、Aチーム、Bチームともに2試合ずつ行いました。

 
 
 私は直接見ることができなかったのですが、
引率した先生方が撮影した写真を見せていただいて、練習の成果を発揮するという一番の目標は達成できたのではないかと思いました。
 
 私がいいなあと思ったのはこのカット。コーナーキックのときにみんなに声を掛けている様子です。
 仲間と意思疎通を図りながらゲームをしている感じがいいですよね。

 

 勝敗という点では、悔しい結果となりましたが、選手の頑張りに「敢闘賞」が送られました。

 他校の同年代の選手と競り合う経験の中で感じた悔しさ、練習の成果を発揮できた達成感、頑張りを認められた充実感をこれからの学校生活の中に生かしてほしいと思います。
 スポーツっていいですね!


中学部修学旅行

 7月8日(金)中学部3年生が修学旅行に行ってきました。
 今年も宿泊を伴わない形での実施となりましたが、貴重な体験を1日にぎゅっと詰め込んだ充実した旅行になったようです。
 
朝早い時間の出発なので、下級生はまだ登校前、先生たちがお見送りしてくれました。
 
 
 青森に着くと・・・青い空と青い海 
 


最初
の目的地は、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」。 ねぶたの迫力に圧倒されました。
 
八戸三社大祭とはまた違う魅力があるなあ。  お土産は何にしよう?お財布とも相談しなが
ら。    
 
 
 腰鈴の制作体験。お祭りのときは、これを付けて跳ねるのかな。
 
 次は、待ちに待った昼食。青森のおいしい物をたくさんいただきました。
 
ナイフとフォークを上手に使って。ちょっと緊張するけど、おいしい!
 
 最後に訪れたのは、「三内丸山遺跡」。大きな柱、竪穴住居、縄文の生活に触れました。
 機械がない時代にどうやって建てたんだろう?
 
 学校のある八戸周辺とは違う文化に触れ、生徒たちの心は大きく動いたことでしょう。
 「なんで?」「どうして?」 「すごいなあ」生徒たちの表情には、そんな心の声が表れていました。
 「同じ」ことには親近感が湧くので、共通点を見つけるのはとても大事なことです。
 一方で、「違い」に気付くことは、追求する気持ちを育てる大切な視点です。
 今回の旅行で、生徒たちはどんなことが「同じ」と感じたのでしょうか。
 また「違う」と感じたのはどんなことだったのでしょうか。
 旅行の価値を決めるこの後の学習も大切にしなければなりませんね。