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2021年8月の記事一覧

体を動かす楽しさ、心地よさから始めよう

 本校では、令和2年度から毎日運動する時間を設けています。
 その理由として、肥満傾向にある児童生徒が多いこと、登下校も送迎によることが多く絶対的な運動量が少ないこと等があります。そして、このままでは、将来の生活の基盤となる健康が脅かされてしまう、働いたり余暇を楽しんだりする体力が育たない・・・といった心配がありました。
 体を動かす楽しさ、心地よさ、目標をもって取り組む意義を感じることができれば、運動の習慣が身に付いていく、そして健康に一歩近付く、そう考えて準備し、取り組んでいます。
 
 ちょうどコロナ禍に巻き込まれ、当初予定していた活動はできませんが、それでも様々な運動が展開されています。
 今日はその様子を紹介します。
 
会話のできるスピードでスロージョギング         ちょっとスピードアップして競走(インターバル走になっています)

 友達と一緒に取り組むことで単調と思われがちな走ることも楽しい運動になります。
 競走するタイミングも二人で決めることで「よしやるぞ」と意欲がぐんと高まっています。
 ※スロージョギングとインターバル走の効果の説明は他に譲りますが、とても効果的な運動です。


 
室内でも歩いたり、走ったり                 階段を軽快に駆け上がる

 集団の動き、運動の流れに乗って自然に体を動かすことを大切にしています。
 階段を駆け上がる子に「軽い動きだね」と声を掛けると、「見ててね。」と、やる気満々に、さらに軽快な動きで駆け上がって見せてくれました。


 
動画を見ながら体操                     楽しいけど運動効果抜群のトランポリン

 まねをするのが得意な子供たちは、動画と自分がシンクロすることが楽しいようです。
 体に伝わる感覚を楽しみ、それを繰り返し味わうことで相当な運動量が確保されるトランポリンはなかなかの優れものです。

 意欲を支えるために必要な、「交流感」(他者と関わっている感じ)、「有能感」(自分はできるという感じ)、「自己決定感」(自分で決める感じ)が活動のあちらこちらで見られます。
 
 これらを大切にしながら、私たちが意図している体を動かす楽しさ、心地よさ、目標をもって取り組む意義を感じるということは形になりつつあると考えています。
 
 あとはそれを健康に結びつけることです。
 肥満の解消という形で成果が見られることを期待しつつ、今後も継続して、楽しく、心地よく体を動かすことに取り組んで行きたいと思います。