学習活動の様子をお知らせします!

2020年9月の記事一覧

ヘルメット着用での避難訓練

   

今回の避難訓練の目玉は、PTAの協力を得て整備したヘルメットの活用です。

 実を言うと、私たちは、安全を考えて購入したはいいけれど、子供たちは何か頭に乗せられたようで嫌かな、被って避難することができるかななど、活用されるのか少し心配していました。

 しかし、写真にも写っているように、実際に避難してくる子供たちを見てほっとしたのは言うまでもありません。ちゃんとヘルメットを被って落ち着いて避難してきたのです。
 
 担任の先生方に聞いてみると、その訳がよく分かりました。
 先生たちは、子供たちがヘルメットをかっこいい!と思って被ってくれるように事前に様々な工夫をしていたのです。
 ヘルメットを被ってヒーローごっこをしてみたり、ポーズを決めて写真撮影をしてみたり、怖いものじゃない、嫌なものじゃない、何かかっこいいかも、そういう気持ちでヘルメットの着用を受け入れてくれるようにしていました。その写真を見せてもらって、今回のヘルメット着用率の高さは納得がいきました。

 安全につながる行動は、訓練の時間だけ頑張っても身に付くものではありません。地味ですが、そういう小さなことの積み重ねが、いざというときに安全に避難する行動につながります。
 行動できるための準備をコツコツ積み上げることの大切さを今回の避難訓練で学びました。
 このことは、他のことでも同じですね。
 

注)遊びに使ったのはあくまでもヘルメットを受け入れるための手段です。遊び道具にしているわけではありませんので、誤解のないようにお願いします。普段は教室に整然と設置されています。


ボッチャを体験! 障害者スポーツ推進事業

 中学部では、HACHINOHE CLUBさんを迎えて、ボッチャの体験をしました。

 ボッチャとは
      パラリンピックの正式種目で~中略~
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつの
       ボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います
                                            (一般社団法人日本ボッチャ協会HPから)


 「行け~」、「あ~行き過ぎた」、「惜しい!」、「やったあ!」
転がるボールの行方にみんな一喜一憂。こんなに面白いものだと思っていませんでした。知っている、だけではなくて実際にやってみる、その場で見るということがいかに大切かよく分かりました。この体験を通して、来年のパラリンピックもより一層楽しめるようになったのかなと思います。

 この事業は、スポーツの面白さに触れ、やってみたり、観戦を楽しんだりする子供たちが増えるといいなと考えながら企画しています。この後、ヴァンラーレ八戸さんを迎えてのサッカー教室(中学部)、障害者スポーツ指導員さんを迎えてのフライングディスク(小学部)とスポーツに触れる機会が用意されています。
 大人になってもスポーツを楽しみ、体を動かしながら健康に生きていく素地を作っていく取組として大事にしていきたいと思います。

 ルールの説明を聞く    ジャックボールめがけて  転がす!           「赤の勝利」 
     


※障害者スポーツ推進事業は、学校教育段階から生涯を通じてスポーツに親しむ態度を育成することを目的としています。

歯科検診

 今日は、延期になっていた歯科検診の日です。
 朝からどきどきしていた子、「余裕~」とリラックスしていた子、それぞれの感じ方はありますが、検診をするというのは緊張感があるものです。特に歯科検診は・・・
 子供たちは、それぞれにその緊張感を受け止めて検診に臨んでいたと思います。検診が終わった開放感からか、「虫歯なかったよ。」「頑張ったよ。」と笑顔で教えてくれる子供たちが多くいました。

 私が端で見ていて学んだのは、年齢を重ね、経験を積むことの大切さです。学年が上がると、格段に落ち着いて、そして静かに検診を受けることができていました。
 年齢を重ねれば、当然でしょう!と思うかもしれません。でも、年齢を重ねただけではできるようになりませんよね。その年齢分の経験をしっかりしてきたからこそできるのだと思います。少しずつ少しずつ経験を自分の中に取り込んで、成長していくのだと思います。
 小学部1年生の時には、歯科検診を受け止めきれなかった子供が、今年はぐっとこらえて自分で口を開けるなんていう姿も見られました。これまで、よい経験の積み方をしてきたのだなと思います。
 日々の授業でも、次につながる経験が積み重なるように考え、工夫していかなければならないなと感じました。

小学部低学年                 小学部高学年                中学部
            
*先生に支えられて、受け止める経験。  *歯科医の話を聞いて口を開ける。  *おまかせする余裕。    
 頑張って口を開けています。

R2居住地校交流スタート!

 令和2年度の居住地校交流がスタートしました。
    
   居住地校交流とは?
       各児童生徒の居住地(住んでいる地域)の小学校や中学校へ行き、一緒に学習するものです。
       一人一人の希望に基づき県教育委員会、市町村教育委員会、各学校と 連絡を取り合いながら、
                      計画・実施します。

 本日は、中学部の生徒1名が市内の鮫中学校さんで一緒に学習しています。
 これから12月までの間に、たくさんの交流が計画されています。同じ場で同じ学習に取り組み、気持ちを共有する中で、共に生きる気持ちが育っていくといいなと思います。
 さて、今年度は、新型コロナウイルス感染防止のため、交流の開始を見合わせていましたが、感染拡大の状況を見極めながら、夏季休業中に各小中学校との打合せを行い、準備を進めていました。ようやく実施に漕ぎ着けることができました。
 交流する各小中学校では、感染症対応で授業や行事が変更になっている中、同じ地域に暮らす本校の児童生徒を迎えるため、様々な調整、配慮をしていただきました。お陰様で、このような状況の中でも交流を実施することができます。その思いを受け止めつつ、充実した交流になるように準備を進めたいと思います。

 令和2年度の居住地校交流の実施概要を紹介します。
  交流を希望している児童生徒 53名(小43、中10)
  交流先の学校数       33校(小25、中 8)
  交流校の所在市町村      八戸市、五戸町、階上町、新郷村 
                        三戸町(新規)、南部町(新規)
  交流内容          各教科(体育/保健体育や音楽、図画工作/美術など)
                一緒に登校する、給食、休み時間での関わり、など

 ※今後も活動の様子を随時お伝えしていきます。