学習活動の様子をお知らせします!

2021年6月の記事一覧

眼科検診をきっかけに「見る」大切さを考えた

 眼科検診が行われました。
 

 何事も心配しているのは私だけのようで、子供たちは落ち着いた様子で検診を受けていました。
 ※個人的に、目に何か近付いてくる恐怖は耐えがたく、歯科検診よりも眼科検診の方が緊張感が高いです。

 学校では、視力検査と眼科検診で子供たちの「見え」に関する情報を得ています。
 視力検査ではどれくらいの解像度があるか(細かいところが見えるか)を測ることができます。
 眼科検診では、目の病気があるかどうかを調べることができます。

 視力がよく、眼病もなければ、ちゃんと見えているはず、なのですが、必ずしもそうとは言いきれないのが難しいところです。
 
 このほかにも、目を動かす力、見るべきものとそうでないものを区別する力など様々な力が総合的に絡み合って「見る」ということができているということを意識しておかなければなりません。
 また、ものを見る経験をしないと、見える目を持っていてもしっかり見ることはできないのだそうです。

 ですから、視力検査や眼科検診で見る力の基盤となることを把握し、必要であれば治療やめがね等の補助具の調整をすることが前提となりますが、学習や生活の中で多様な「見る」経験ができる機会を用意することが大切になります。
 具体的には、ゲームやテレビ、動画視聴などの一方的に入ってくるものの時間を減らし、自分から見ようとするもの(絵本、間違い探し、積み木、ブロック、プラレール、パズル・・・)を増やしていくということになります。
 そういう活動は、大人と子供の共同活動になりやすいのもよいところ。
 子供の頃の気持ちに戻って一緒に楽しんでみてはいかがですか。