学習活動の様子をお知らせします!

八二養の日々

冬季休業中の先生たち

冬季休業「ラッキー!」というイメージがあると思います。

それは間違ってはいませんが、「休みで自由があるぞ、ラッキー!」というのが先生たちの素直な気持ちのように思います。

それは、「たまった仕事をやっつけるぞ!」「授業の準備を一気にやるぞ!」「子供たちの学習の様子をまとめるぞ!」「ちょっと落ち着いて研修するぞ!」といったようなことです。

教室にこもって1月からの授業で使う教材を作っている先生、まずは大掃除からとせっせと教室をきれいにする先生、職員室で子供の学習の様子を語り合いながら評価をまとめている先生、慌ただしい日々の中でどうしても出てくるひずみをこの休みで一気に解消しようとしているように私には見えます。

 

 さて、今日は、日々の学校の教育活動の中でどうしても後回しになりがちな研修の時間を確保し、次の指導に向けてレベルアップを図る機会がありました。

 本校では、令和5年度から教育課程を大きく変更し、時間割表も変わる予定です。

 一言で言うと、「各教科等の目標や内容を明確にして指導するため、指導の形態を改めた」ということになります。何を教えるかは同じですが、どのような形態でどのように教えるのかという部分が変わることになるので、先生方も必死で頭を切り替えながらよりよい授業づくりを指向しています。

 大事なのは、子供たちが社会の中で生きていく力を育てること、つまり、その力を体系的に示した各教科の内容を確実に学ぶことです。今日の研修では、自分が担当している児童生徒の現在地を確認し、各教科のどの段階の目標・内容を取り上げるのかを考え、そのねらいを達成するための学習活動をどのように組み立てるか、アイデアを出し合い、学び合いました。

 同僚の考え方、アイデアが刺激となり、「こんなことも、あんなこともできるかも」と次の指導への期待が膨らむ様子が見えました。
 

 さすがだなと思ったのは、この研修を通して、教科等の目標、内容をしっかり指導しようとすればするほど、自立活動の指導を充実させなければならないことに気付いたところです。調和的発達の基盤を整える指導がなければ、各教科等の指導は砂上の楼閣のごとく崩れてしまいますからね。そういうことに気付いた先生たちの次の授業を見るのが楽しみです。

えんぶりの衣装一式いただきました。

 日本ダウン症協会青森県八戸支部 小鳩会さんより、えんぶりの衣装等を一式いただきました。

 烏帽子を手に取りながら説明を聞く校長

  
 小鳩会さんでは、表現したり、地域の文化に親しんだりする機会としてえんぶりに取り組んできたそうです。本校で取り組んできたえんぶりに関する学習も相俟って会員の皆さんは楽しく活動していたとお話を伺いました。
 
 そのような中でしたが、新型コロナウイルスなどの影響を受け、活動の機会も少なくなってきたことから、自分たちが思いを込めて作ったえんぶりの衣装や道具をもっと活用してくれる人たちに寄贈したいと考えたそうです。そして、その寄贈先として、本校にお声掛けいただきました。大変有り難いことで、学習に取り組んでいる中学部では大喜びでした。
 今回来校していただいたのは、本校の卒業生、保護者の皆様なので、本校での学習活動の充実に役立てて欲しいという熱い気持ちと一緒に衣装等を受け取りました。

 
 今回来ていただいたお父様は、実際にえんぶり組で活動されている方ということでしたので、コロナが落ち着いたら是非コラボの機会があるといいなと思いました。
 そのときまで、今回いただいた衣装、想いをしっかり引き継いでいきたいと思います。

1/14~16は、八二養作品展にどうぞ!

 冬季休業前日の今日、全校集会が行われました。
 
 その中で、冬季休業中に行われる「八二養作品展」のお知らせもありました。
 本校児童生徒が学習の中で描いたものや制作したものが展示されます。
 八二養の学習の雰囲気、子供たちのがんばる様子を感じに来ていただければ幸いです。

 

ラジオ体操で表彰されました!

 全国小学校ラジオ体操コンクールで、小学部4年5組が「エリア奨励賞」をいただきました。
 この賞は、『一生懸命ラジオ体操を行い、次回のコンクールに向けて飛躍が楽しみなチーム』に贈られる賞です。
 動画を見て、まねしながら一生懸命ラジオ体操に取り組んでいる様子が評価されたのだと思います。

 一生懸命取り組む姿は人の心を動かします。
 今回受賞した子供たちがラジオ体操に取り組んでいる姿は、いつでも真剣です。動画という切り取った場面の中でも、普段の様子がしっかり伝わったのだろうと思います。

 今後も継続して更に評価を高めて欲しいと思います。

 
 

自分の意思を表明する ー生徒会選挙ー

 選挙公報が掲示されたり、襷を肩から掛けた生徒が廊下を歩いていたり、生徒会選挙に向けて雰囲気が盛り上がっていました。
  
   選挙公報を見ていると、生徒会長に立候補した生徒は「安心してがんばれる学校」をテーマに掲げていました。 
 それを見た瞬間、「安心して任せられるな。」と感じました
(立候補は一人なので、信任投票となります)

 副会長立候補者は複数いるため、どの候補の公約に共感できるか、一緒にがんばろうと思えるかが投票のポイントになります。
 実際に挙げられていたキーワードは、「健康・幸せ」、「平和」、「なかよく通える」、「元気」、「楽しく、にぎやか」、「自信をもつ」です。
 さらに、立候補生徒一人一人を見ても、みんな個性的で、それぞれによさがあります。
 投票する生徒も悩んでしまうだろうな、でも、選ぶ余地があるということはどのような結果になろうとも後悔はないのかもしれないなと思いました。生徒たちには思いっきり悩んでもらって、自分の意思を投票という形で表明してもらいたいと思います。

 そして、いよいよ今日は投票日。
 体育館に設置された投票所に生徒たちが続々と投票に訪れます。 
 

 実際に投票用紙に記入して投票する子、特別に用意した写真付きの箱にボールを入れて自分の意思を表明する子など生徒たちの意思を最大限くみ取る工夫がされていました。
  
 こうした工夫のおかげで、悩んだ末に自分の中で決めた意思に従って投票ができたのかなと思います。
 15日には結果が分かるようです。
 自分たちの意思がどのように反映されたのか楽しみに待ちましょう。