八二養の日々
共有、気付き、一歩前へ
栄養士から給食についてのお話を聞いたあと、小学部、中学部に分かれて懇談を行いました。
聞こえてきた中では、「偏食」、「食事への集中」、「肥満」についての話が中心だったように思います。
子供の健康や家庭生活の維持に関わる大きな課題です。
一人一人が我が子のことについて語っていくと、「分かる~」「うちもそう!」そんな共感の声が一斉に上がります。
そして、チャレンジした経験を紹介し合う中で「それいいね!」「こういうやり方でもいいのかな?」お互いの情報を共有することで新たな気付きが生まれる様子も見ることができました。
同じような思いをもって共感し合い、好事例を共有することで、前を向いて進んでいけるのだと思います。
場を設定したPTA研修委員会の皆さん、司会進行を務めたお母さんGood Job!
我が子について楽しく語るお母さん、お父さんたちでしたが、その語りの中に、葛藤や深く悩んだ跡が確かにあったのを感じました。そういう気持ちと上手く折り合いを付けたり、乗り越えたりしながら子供たちと関わってきているのだということを改めて認識する機会になりました。
今日は、私たちの代表として二名の先生が懇談に参加していましたが、もし悩んだり、分からなくなったりしたときには、誰でもかまいません、いつでも声を掛けてください。100点の答えは持ち合わせていませんが、次につながる気付きを一緒に生み出しましょう。
「ありがとう」を形に
事務室 食堂 保健室
いろいろな部屋を訪ねて、いつもありがとうの気持ちを伝えていきました。
その中で、今回、特別に感謝の気持ちを伝えることにしたのは、子供たちが毎日お世話になっているスクールバスの運転手さんです。
毎日顔を合わせて、優しく声を掛けてくれる運転手さんにはとても親しみがあります。
お父さんにも似た安心感があるのかもしれません。
子供たちは、感謝の気持ちを伝えるため、がんばって制作に取り組みました。
毎朝、子供たちは、声を出す、手を挙げる、ハイタッチする、お辞儀する、それぞれのやり方で「ありがとうございました。」そう言ってスクールバスを降りてきます。
みんなそういう気持ちをもっているのは確かです。今回の取組では、改めて「ありがとう」の気持ちを形にする学習に取り組みました。その過程で、子供たちの中に感謝という気持ちがより明確になったのではないかと思います。
それを受け取る運転手さんたちもちょっと特別な感謝の伝えられ方をしたことが嬉しかったようで、笑顔の絶えない感謝を伝える会になりました。
「ありがとう」の言葉も大事。ときにはそれを形にすることも大事。
運転手さんの笑顔を見てそう思いました。子供たちを見習おう、そう思います。
こだわりと情熱を感じた「デーリー東北」訪問
翌日デーリー東北新聞社さんにいくことになっていた私の頭の中には、喜びと同時にこの記事は明日の朝刊に間に合うのか?どうやって間に合わせるのだろう?という疑問が渦巻いていました。
そんなわけで、今日は、6年生の子供たちと一緒に新聞ができるまでの過程をわくわくしながら学んできました。
新聞作りの仕事は、そのほとんどが夕方から深夜にかけての作業だそうです。
原稿の締切は0時。「ぼくは寝ている時間だな。」とぼそっと呟いた児童がいました。
そして、締切に間に合わせるように記事を書き、何度もチェックをし、印刷も気温や湿度にまで気を遣ってきれいな読みやすい紙面作る過程を教えていただきました。
ちなみに、昨晩のW杯の記事の締切は特例の午前1時30分。そこからの編集作業を行って朝刊に間に合わせたのだそうです。今日の朝刊の記事の編集画面を見せていただき、新聞と見比べた子供たちは、その作業の細かさと現実感に、「同じだ。」「すげえ。」「これやってたの。」と驚きを隠せません。
朝一番に私たちの家庭に、新しくて、正確な情報を届けるための様々な工夫やこだわり、そしてそれを支える情熱を肌で感じた子供たちは、「明日は何が載っているかな?」と期待が膨らみます。もちろん、訪問者として自分たちの写真が載ることも期待感のアップに貢献していることは言うまでもありません。
3日目 探究!そして自らの手で創った学習発表会
今日は、中学部の学習発表会でした。
※今年は、感染対策のため、3日間に日程を分けて実施することにしています。
1年 三社大祭、えんぶり 2年 防災
3年 修学旅行
中学部は、どの学年も、自分たちで体験し、調べたことをまとめ、説明、クイズ、実演など様々な方法を駆使して、自分たちの学びを伝えてくれました。探究したことを元に自分たちで内容を創り出した発表でした。
実際のものに触れたり、体験したりしたことを伝えているので、実感がこもった語り、表現になっているなあと感心しました。
さて、中学部の発表の中でいいなあと思ったのは、子供たちが体験し、調べたことが生活の充実につながっているという点です。
私は、日々の「くらし」を営む力、「仕事」をする力に加え、3つ目として「余暇」を楽しむ力が大切だと思っています。
そういう視点で考えると、例えば、1年生の三社大祭についての発表は、「余暇」の充実につながる視点を持っている取組だなと思いました。子供たちは、自分たちで山車の構造を調べ、どのように人形を配置するかみんなで考えていました。地域の大きな祭りである三社大祭に出掛けたときに山車を見る視点を得たことで、漠然と見るより何倍も楽しむことができるようになったのではないかと思いました。
こうしたものの見方を身に付けることは、生活を豊かなものにしてくれます。野球でも、サッカーでも試合のルールや作戦の肝となる部分を知っているかどうかで楽しめるかどうかが決まりますよね。そうした楽しむことを原動力として、生活を組み立てていけるといいなと思います。
お祭りにはまった人は山車組で一緒に活動するとか、アイスホッケーの魅力にとりつかれた人は地元のチームを応援するとか、そうした楽しみにつなげていってほしいなあと思います。そうすれば、山車を作りに行きたいから仕事を早く終わらせるようにがんばろうとか、アイスホッケーの試合を見に行きたいからしっかり貯金しておこうとか仕事にも生活にも張りが出てきますよね。
そのために身近なものに触れ、ものの見方を知ることはとても大切なのだと思います。
今日の発表から改めてそんなことを考えさせられました。
2日目 気合いだ!自信満々の学習発表会
今日は、小学部4~6年生の学習発表会でした。
※今年は、感染対策のため、3日間に日程を分けて実施することにしています。
4年生 音読 5年生 ハンドベル
6年生 よさこい
入場してくる子供たちの表情はキリッと引き締まり、目的に向けて気合いが入っているように感じました。
どきどきを上手に気合いに変換できているようです。ステージ上での発表を楽しんでいるようにも見えました。
ある子供は、発表を待つステージ上でのわずかな時間に、会場に向かって体をくねくねさせて、アピールタイム。
「そんな動き、今まで見せたことないでしょ!」と突っ込みたくなるほど乗りに乗っています。
それが、「やるぞ!」という気持ちの表れだったのだということは、発表が始まってから分かりました。
その子供のグループは、太鼓の演奏、太鼓の片付け、着替え、ダンスという流れをすべて自分たちで行うのですが、その動きは今までの練習で見たことがないくらいの勢いとキレでした。会場の皆さんも曲に合わせて手拍子をして盛り上げてくれたので、子供たちはさらにヒートアップ。ステージから下りてきた子供たちはみんな息を切らしていました。
これまでの学習の積み重ねとともに、自分はできる、上手に発表するところをみてほしいという気持ちがしっかり育ってきているのだと感じました。
いつも子供たちのそばで、小さなできたをほめて、ほめて、大事に育ててきた保護者の皆さんがいるからこそ、子供たちは今日の発表のように自信に満ちた生活を送ることができるのだと思います。
それが学校での学習の根底にあるから、子供たちは今日のステージで輝くことができたのだと思います。
これからも共に子供たちの成長に関わっていこう、そういう気持ちになれた今日の発表会でした。
電話対応時間について
(職員、保護者以外の方へ)
本校では、職員の勤務時間外における電話対応を下記のように変更いたします。
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休日 電話対応を行いません。
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