学習活動の様子をお知らせします!

八二養の日々

こだわりと情熱を感じた「デーリー東北」訪問

 私は、前日の深夜、サッカーW杯で日本がドイツに勝つ瞬間を見ていました。
 翌日デーリー東北新聞社さんにいくことになっていた私の頭の中には、喜びと同時にこの記事は明日の朝刊に間に合うのか?どうやって間に合わせるのだろう?という疑問が渦巻いていました。

 そんなわけで、
今日は、6年生の子供たちと一緒に新聞ができるまでの過程をわくわくしながら学んできました。 

 

 新聞作りの仕事は、そのほとんどが夕方から深夜にかけての作業だそうです。
 
原稿の締切は0時。「ぼくは寝ている時間だな。」とぼそっと呟いた児童がいました。

 そして、締切に間に合わせるように記事を書き、何度もチェックをし、印刷も気温や湿度にまで気を遣ってきれいな読みやすい紙面作る過程を教えていただきました。
 
 ちなみに、昨晩のW杯の記事の締切は特例の午前1時30分。そこからの編集作業を行って朝刊に間に合わせたのだそうです。今日の朝刊の記事の編集画面を見せていただき、新聞と見比べた子供たちは、その作業の細かさと現実感に、「同じだ。」「すげえ。」「これやってたの。」と驚きを隠せません。

 朝一番に私たちの家庭に、新しくて、正確な情報を届けるための様々な工夫やこだわり、そしてそれを支える情熱を肌で感じた子供たちは、「明日は何が載っているかな?」と期待が膨らみます。もちろん、訪問者として自分たちの写真が載ることも期待感のアップに貢献していることは言うまでもありません。





3日目 探究!そして自らの手で創った学習発表会

今日は、中学部の学習発表会でした。

※今年は、感染対策のため、3日間に日程を分けて実施することにしています。

 1年 三社大祭、えんぶり            2年 防災  
 
 
3年 修学旅行
  

 中学部は、どの学年も、自分たちで体験し、調べたことをまとめ、説明、クイズ、実演など様々な方法を駆使して、自分たちの学びを伝えてくれました。探究したことを元に自分たちで内容を創り出した発表でした。

 実際のものに触れたり、体験したりしたことを伝えているので、実感がこもった語り、表現になっているなあと感心しました。

 

さて、中学部の発表の中でいいなあと思ったのは、子供たちが体験し、調べたことが生活の充実につながっているという点です。

私は、日々の「くらし」を営む力、「仕事」をする力に加え、3つ目として「余暇」を楽しむ力が大切だと思っています。
 そういう視点で考えると、例えば、1年生の三社大祭についての発表は、「余暇」の充実につながる視点を持っている取組だなと思いました。子供たちは、自分たちで山車の構造を調べ、どのように人形を配置するかみんなで考えていました。地域の大きな祭りである三社大祭に出掛けたときに山車を見る視点を得たことで、漠然と見るより何倍も楽しむことができるようになったのではないかと思いました。

 こうしたものの見方を身に付けることは、生活を豊かなものにしてくれます。野球でも、サッカーでも試合のルールや作戦の肝となる部分を知っているかどうかで楽しめるかどうかが決まりますよね。そうした楽しむことを原動力として、生活を組み立てていけるといいなと思います。

 お祭りにはまった人は山車組で一緒に活動するとか、アイスホッケーの魅力にとりつかれた人は地元のチームを応援するとか、そうした楽しみにつなげていってほしいなあと思います。そうすれば、山車を作りに行きたいから仕事を早く終わらせるようにがんばろうとか、アイスホッケーの試合を見に行きたいからしっかり貯金しておこうとか仕事にも生活にも張りが出てきますよね。

 
 そのために身近なものに触れ、ものの見方を知ることはとても大切なのだと思います。   
 今日の発表から改めてそんなことを考えさせられました。

2日目 気合いだ!自信満々の学習発表会

 今日は、小学部46年生の学習発表会でした。

 ※今年は、感染対策のため、3日間に日程を分けて実施することにしています。

  4年生 音読                    5年生 ハンドベル

  
 6年生 よさこい
 

 入場してくる子供たちの表情はキリッと引き締まり、目的に向けて気合いが入っているように感じました。

 どきどきを上手に気合いに変換できているようです。ステージ上での発表を楽しんでいるようにも見えました。

 

 ある子供は、発表を待つステージ上でのわずかな時間に、会場に向かって体をくねくねさせて、アピールタイム。

 「そんな動き、今まで見せたことないでしょ!」と突っ込みたくなるほど乗りに乗っています。

 それが、「やるぞ!」という気持ちの表れだったのだということは、発表が始まってから分かりました。
 その子供のグループは、太鼓の演奏、太鼓の片付け、着替え、ダンスという流れをすべて自分たちで行うのですが、その動きは今までの練習で見たことがないくらいの勢いとキレでした。会場の皆さんも曲に合わせて手拍子をして盛り上げてくれたので、子供たちはさらにヒートアップ。ステージから下りてきた子供たちはみんな息を切らしていました。

 

 これまでの学習の積み重ねとともに、自分はできる、上手に発表するところをみてほしいという気持ちがしっかり育ってきているのだと感じました。

 いつも子供たちのそばで、小さなできたをほめて、ほめて、大事に育ててきた保護者の皆さんがいるからこそ、子供たちは今日の発表のように自信に満ちた生活を送ることができるのだと思います。
 それが学校での学習の根底にあるから、子供たちは今日のステージで輝くことができたのだと思います。


 これからも共に子供たちの成長に関わっていこう、そういう気持ちになれた今日の発表会でした。

1日目 どきどき、初めての学習発表会

 今日は、小学部1~3年生の学習発表会でした。
 ※今年は、感染対策のため、3日間に日程を分けて実施することにしています。

 1年生のダンス                     2年生の劇
   
 
  3年生のお祭り
 

 私は、体育館に入ってくる子供たちの表情を見て、どきどきしているんだろうな、そう感じました。そして、上手くできるかな?とは思わず、どきどきの中でどう動くかな?と思って見ていました。

 

それは、上手くいっても、いかなくても、子供がどきどきの中で力を発揮しようという気持ちになれるかどうか、それが大切なことだと考えているからです。
 これからの学校生活、そして社会の中での生活はどきどきの連続ですから、その中で目的に向かう気持ちを取り戻すことはとても大切になります。

 

そう思いながら見ていると、ある子供が、お母さんのそばに行きたくて、ステージから下りてしまいました。先生たちは、何度かステージに呼び戻そうと試みますが、どうしてもお母さんが気になるようです。

お母さんと発表というせめぎ合いの中で感じるどきどきとどう向き合えるかな?と思って見ていると、先生たちは、お母さんのところにいる子供の前に楽器を準備し始めました。

すると、みんなの注目が集まる中、その子は、曲に合わせて鉄琴を演奏したのです。先生たちの機転で、発表という目的に気持ちを向けることができた、とてもよい場面でした。こういう姿が見られると嬉しくなりますね。

 

どきどきの種類や質、程度に差はあるにせよ、学習発表会というどきどきの中で発表に向き合う体験をした子供たちは、今日大きく成長したのだと思います。

 

そういうどきどきを与えてくれる保護者の皆様の御協力あって、無事に学習発表会1日目を終えることができました。ありがとうございました。


 

「見て見て」の気持ちを生かして

 体育館では、学習発表会に向けて練習が行われていました。
 子供たちも、先生たちもはりきっています。
 
 
 というのも、令和2年度は中止、令和3年度はスポーツ大会の年*ということで、学習発表会は3年ぶりの開催となるからです。
*本校では、学習発表会とスポーツ大会を
隔年で行うこととしています。
 
 「学習発表会いつだっけ?(知っているはずなのに)」と何度も確認して満足そうにしている子、「お母さんが来るんだよ。」
 とニコニコの子、「大きな声で音読をがんばりたい。」と言う子。
 自分の頑張りに大好きな家族が注目してくれる場ですから、「
私を見て見て」という気持ちが高まりますよね。

 その気持ちがあると普段の学習も格段に意欲がアップします。
 学校行事というのは、その意味で子供の生活に張りを与える大事なものですから、開催できることになってよかった、よかった。

 当日まで、しっかり体調管理して、「見て見て」という気持ちを思い切り表現してほしいなと思います。

  
  この子の学習発表会は、ちょっと薄暗い中で     こちらの子は、大勢の友達と一緒にステージで
 スポットライトを浴びて演奏するイメージ?       
発表するイメージ?


 校内には、子供たちが作成したポスターが貼られています。
 自分たちの見てほしいもの、学習発表会のイメージをそれぞれに表現したものです。
 来校の際はこちらもじっくり御覧ください。