学習活動の様子をお知らせします!

八二養の日々

スケート教室

 2月8日(水)テクノルアイスパークに行ってきました。
  
 「行ってきました」というのは、私も一緒に行ってきたからです。
 「普通には滑れますよ。」とは言ったものの、5年ぶりぐらいのスケートにちょっと不安がありました。案の定、最初の10分ぐらいは自分の体のイメージと滑りが噛み合わず・・・子供たちにも置いて行かれる始末。
 それに比べて、子供たちは、口では「こわい」と言いながらも、結構大胆に体を動かしてどんどん感覚をつかんでいきます。若さって素晴らしい!
 子供たちから、チャレンジする気持ちは上達のためのエネルギーだということを学びました。



 準備運動 川村教頭先生が教えてくれました。  そして、氷の上をすべる感覚を楽しみます。

  
 一人でも滑ることができるようになったところで、「こおりおに」を楽しみました。   
 
 川村教頭先生に追いかけられて、みんな「キャーキャー」言いながら逃げていました。
 アイスホッケーで磨いたスケーティングを見た子供たちは、「かっこいい!」「どうやったら速く滑れるの?」と憧れの気持ちを抱いたようです。
 その気持ちで努力すれば、子供たちはまだまだ上手くなりそうな気がします。
 子供たちに置いて行かれないよう私もがんばらなければ。

ちょうどいい時期に、よい体験を。

 鳥谷部えんぶり組さんをお迎えして、えんぶり鑑賞会が行われました。
 感染症の影響で、ここ数年中止となっていましたのでえんぶり組の皆さんも、私たちも待ちに待った鑑賞会でした。
 そうはいっても、全員が体育館に入ることは難しく、多くの児童生徒は教室でリモートによる鑑賞会となりました。
  
 体育館で見ていた小学部主任は、「やっぱり直接見るのはいいねえ。」と話していました。
 私も同感です。教室で見ていた子供たちも食い入るようにスクリーンを見ていましたが、体育館の子供たちは自然に体でリズムをとるように動いていました。体に響く音、振動が違うのかもしれません。

 久しぶりに生でえんぶりを見た私は、小学生の頃に見た大黒舞の光景を思い出していました。
 私の出身小学校にもえんぶり部があり、同じクラスの友人が、大黒舞、松の舞、恵比寿舞を一人ですべて演じていました。どれも味があって好きだったのですが、特に好きだったのが、大黒舞です。打ち出の小槌をリズミカルに振りながら、扇子でなめらかに風を切るような動き、それに惹かれてしまいました。いつもの彼のイメージとは似ても似つかない優雅さです。
 私は、数々の舞を見てきましたが、今でも彼の大黒舞が一番だと思っています。それは美化された過去の思い出かもしれません。でも、小学生の感性豊かなときに味わった感覚だからこそいつまでも心に残っているのだと思います。
 大人になってもよいものはよいのですが、小学生のときのような感覚はないのが現実です。そういう意味で、本校の子供たちが本物のえんぶりに触れ、感覚を刺激する機会を得たことは有り難いことだと思います。
 鳥谷部えんぶり組の皆さんありがとうございました。 

 来年は来年なりの感じ方があるはず。
 感性豊かな時期によい体験が得られることを今から楽しみにしています。

 
 

図書をいただきました。

 今年も日本教育公務員弘済会青森支部様より、図書を寄贈いただきました。
 特別支援学校教育支援事業助成金という名目で、県内特別支援学校の教育活動を支援していただいています。
 学校によってその使い道は様々ですが、本校では、大規模改修工事が終わったあと、図書室の充実を進めている途上にありますので、すべて図書の購入に充てさせていただきました。
 たくさんの図書が棚に並びました。       これからの時代に必要な図書も。   
 
 
 早速、子供たちは新しい本を手に取って学んでいます。

 さて、今日は、その贈呈式が行われました。
 
助成金交付書と目録を受け取る校長(右)    立派な目録に感激するYくん
  
 お礼の言葉を述べる図書委員長         感謝状を贈るYくん
  
 贈呈式に向けて、子供たちは校長室の雰囲気に慣れること、式の流れに見通しをもつこと、自分の役割が分かって動くことなど、事前に練習を積んでいました。
 お客様を迎えて、練習よりも一段と緊張感が高まる中でしたが、お礼の言葉や感謝状の贈呈など、練習の成果を発揮することができました。
 子供たちは、一つずつ緊張を乗り越えて成長していくんですね。よい経験ができましたね。
  

全国学校給食週間

 124日から130日は学校給食週間です。学校給食は、明治22年に山形県鶴岡市の私立忠愛小学校で貧しい家庭の子どもを対象に提供されたのが始まりです。おにぎり、焼き魚、漬物などが無償で提供されていました。しかし、戦争などによる食糧不足の影響により、給食が中止されました。戦後、児童の栄養状態の悪化を背景に、学校給食の再開を求める国民の声が高まるようになり、米国のLARALicensedAgencies for Relief in Asia:アジア救済公認団体)からの寄付を受け、昭和221月から学校給食が再開されました。昭和211224日に、LARAからの給食用物資の贈呈式が行われ、それ以来、この日を学校給食感謝の日としています。そして、昭和25年度から、学校給食による教育効果を促進する観点から、冬季休業と重ならない124日から130日までの1週間を「学校給食週間」としました。
 
 本校では、学校給食週間にちなんで、この期間に八戸高等支援学校からのリクエストメニューを給食に取り入れています。126日の献立は、ジョア(マスカット)、ナン、チキンカレー、ほうれん草とコーンのサラダ、もものタルトでした。カレーは、八戸高等支援学校のリクエスト給食の第一位のメニューです。また、ナンとタルトもリクエストのあった人気メニューでした。今年度から本校でもリクエストメニューを実施しました。本校のリクエストメニューは2月に登場する予定です。
 【今回は、栄養士の奥山さんが記事を作成してくれました。】


 1/26の給食 
 
 ・ジョア(マスカット)
 ・ナン

・チキンカレー

・ほうれん草とコーンのサラダ

・もものタルト

自分を鼓舞する力、折り合いを付ける力

 小学部4年生の男の子が私の仕事のお手伝いに来てくれました。
 学習の一環として、仕事を請け負い、その証明をもらってポイントをためているようです。
 お手伝いが、お楽しみという結果につながるとうれしいですよね。
 
 今は卒業式の案内を出す時期なので、はがきのラベル貼りをお願いしました。
 

 最初は、ラベルがちょっと斜めになってしまったり、切手の上に被ってしまったりということがありましたが、何度かやり方を確認すると一人でラベル貼りをすることができました。
 「ぼく、がんばってるよ。」、「一人でもやれるよ。」と自分を励ますように時々口に出しながら、ラベルを貼り続けました。
 自分を鼓舞する言葉を持っているというのは、その子の強みになりますね。
 大人になると他者から褒められることが少なくなってきますから、自分で自分を褒めて、励まして、御褒美も自分で選んで、というシステムを確立しておくことはとても大切です。
 
 そして、もう一つ大事なのが、あまり気分が乗らないときに頼まれごとをしたときにどのように折り合いを付けるか・・・。
 最初に説明するのを忘れた私のせいで、図らずもそのような状況が生まれました(何でも用意周到がいいというわけではありませんね!)。
 児童生徒の家庭へ向けての卒業式の案内を各学級のレターボックスに配布する仕事も追加でお願いしました。
 最初からお願いしていなかったので、「もう終わり。」と一度は断られてしまいました。
 が、ダメ元で「やってくれたら助かるなあ。」「何とかお願いします。」とちょっとしつこく頼み込んでみました。
「いいよ。」
なんと受け入れてくれたのです。すごくいい対応!私は心の中でそう呟きました。

 そして、切りのいい小学部3年生のボックスまで入れ終わったところで、「できました。」

 ちょっと意地悪な私は、「続きもお願いできますか?」と
1回だけ聞いてみました。
 「終わりです。」
 はっきり断られたので、そこまででお手伝いは終了となりました。
 私のお願いを一度は受け入れる柔らかさ、無理なものは無理と断れる強さ、そういう力って大事だよな、そして、それがバランスよく育ってきているな、彼の姿を見て嬉しくなりました。