学習活動の様子をお知らせします!

八二養の日々

入学式

 本日、小学部20名、中学部19名を迎え、入学式が行われました。
 今回は、学部ごとに、新入生と保護者、式の進行に関わる教職員のみで入学式を実施しました。

 それぞれの式の雰囲気を短く表現すると、
 中学部の式は、「再会の喜びの中、自分で判断する。」でしょうか。
 久しぶりの登校で少しうれしい気持ちになりつつも、式の最中は司会の言葉に合わせてしっかり行動することができていました。卒業式と違って、練習をする時間もないのですが、それでもしっかり動けるのは小学部(小学校)の積み重ねがあってのことでしょう。

 

 小学部の式は、「お母さんお父さんに支えられながら、新しいことを受け止める。」でしょうか。
 様々なことに興味をもち、いろいろ探索して回っていた子供たちでしたが、式が始まるとお母さんの膝の上だったり、お父さんの抱っこだったり、それぞれの落ち着きどころに収まりながら、進行に合わせて一緒に立ったり座ったり、礼をしたりしていました。
 私は、司会をしながら思わず頷いてしまいました。誰かの支えを受けながらでも、新しいことを受け止めて応じていくことがすべての始まりのように思います。

 それぞれの年齢に応じて、式へ参加しようとする姿がほほえましく、明日からの学習活動への期待がどんどんふくらんできました。明日から元気に登校してきてくださいね。一緒に学習するのを楽しみに待っています。

生徒会長の挨拶 100点の出来でした。         新入生代表挨拶 立派な態度に感激しました。
 
※生徒会長は、中学部、小学部の入学式で歓迎の言葉を述べました。
 小学部新入生の保護者の皆さんが、生徒会長の姿を見る目は、うちの子も中学生になったらあんな風になれるかな?という憧れの目のように感じました。

入学式の準備

 新任式・始業式のあと、中学部の生徒たちが入学式の準備をしてくれました。

 机、いすのセッティング       校旗の準備             校旗の据付
   

 仕上げのモップ掛け         生徒会長の歓迎の言葉練習
  
 
 新入生を迎えることを楽しみにしていること、そして丁寧に迎えようとしていることが皆さんの働きぶりから伝わってきましたよ。

 明日の入学式は一緒には出来ないけれど、その思いは必ず伝わるはずです。

 気持ちのこもった準備、ありがとうございます。

令和3年度スタート

 本日、始業式が行われ、令和3年度がスタートしました。
 校長先生は、式辞の中で、
 「手洗いや手指消毒を徹底し、みんなで「健康」で「安全」な学校を作りましょう、そして、安心して皆さんの「考える力」を発揮し、アイデアあふれる学習が展開されることを期待しています。」とお話しました。
 感染症の不安が消えない中、本校教職員、児童生徒がみんなでお互いの安全と安心を守れるようにしなければならないのだと改めて身の引き締まる思いがしました。子供たちも同じように感じてくれたことでしょう。校長先生を見つめる目は真剣そのものでした。
   
 そんな姿を見て、ある先生が、新3年生が立派すぎて・・・と話していました。確かに。
 自分たちが最上級生であるという気持ちがそうさせるのでしょうか?
 置かれた環境で人は育つという面もあるのだなと思いました。そういう意味では、制限のある中でも様々な環境に子供たちを置いてあげられるようにしていかなければならないなと気持ちを新たにしました。

 さて、今日は新任式も行われました。
 令和3年度は36名の新任の先生方をお迎えしました。・・・多いですね。
 
 でも、新任者代表挨拶で外崎教頭先生がお話しになったとおり、人と会う回数、話す回数が多くなれば仲良くなれるはずです。
 「PTA新聞の職員紹介号(5月発行)を見ながら一人一人確認して話し掛けてみましょう。」という実行に移しやすい具体的な提案もありました。実際にやってみましょう!

修了式&離任式

 令和2年度の登校も今日が最後でした。
 修了式では、修了証書授与の際の、呼名に対する返事、起立がポイントです。
 みんなそれを意識してしっかりがんばりました。

 もう一つがんばっていた生徒たちがいます。いつも元気で、先生が何か言うと「はい!」と元気に返事をする生徒たちです。「返事の場面ではいいけど、その他の式中は静かにね。」前日に担任の先生と確認し、がんばるぞ!と気合いを入れていた子供たちです。
 そういうことを意識してか、式中の顔がとても真剣です。私は、司会をしながら、その真面目な努力を見て、つい表情が緩んでしまいました。ついやってしまうことを意識してがまんできることはとても立派なことですね。私も見習わなければいけないなと思います。
 
 さて、1年の終わりにはお別れもつきものです。修了式に続いて離任式も行われました。
 
 新型コロナウイルスの影響で、あまり接触できないのが残念ですが、最後は花道を作って、拍手でお見送りしました。

 大好きな先生と別れるのは寂しいけど、それぞれに新しい環境でがんばっていきましょう。
 

生徒会役員任命式

 修了式の前に、中学部では、生徒会役員任命式が行われました。
 新しい生徒会長、副会長が壇上で校長先生から任命書を受け取りました。

 私はフロアから生徒の背中を見ていたのですが、任命書を受け取る生徒の手に力が入っているのを感じ、どんな顔で受け取っているのだろうと興味が湧いてきました。

 そこで、カメラマンという特権で、ステージに上がり、校長先生の後ろから撮影することにしました。

 思った通り、引き締まったいい表情で、校長先生と目で会話しているかのような任命書の受け渡しでした。「頼むよ」「はい、任せてください」、声はなくてもそういう思いがビシビシと伝わってきました。
 令和3年度の生徒会活動に期待しましょう。


受賞おめでとう3

 またまた、受賞の報告です。
 第18回全日本年賀状大賞コンクール版画部門小学校4~6年生の部で、小学部6年生の齋藤翔さんが審査員特別賞を受賞しました。

 いつも飛行機や車など緻密な絵を描いているのは見ていました。版画でも繊細な表現が出来るんだな~と感心してしまいます。
 今日は、本校の離任式に出席したあと校長室で校長先生から賞状を授与されました。
 授与されるときも、一つ一つの動きがピッ、ピッとかっこよく、翔くんらしさ全開の授賞式となりました。

 中学部でも、らしさを発揮して活躍してほしいです。

音読発表会

 もうすぐ令和2年度も終わりです。
 今年がんばってきたことのまとめをしている学級がたくさんありました。
 その中で、目にとまったのが「音読発表会」です。
 卒業生の担任の先生を審査員に招いて、日頃の練習の成果を発表しようという試みです。

 いつもと違う人が教室にいることで、子供たちの様々な気持ちの動きが見えます。発表会が始まる前に、練習している子供たちは、緊張していたり、張り切りすぎていたりいつもの力を発揮できるかな?と感じるところもありました。
 しかし、担任の先生たちが言葉を掛けると見事に気持ちを切り替えて自分の持っている力をしっかり発揮して音読発表に臨むことができていました。
 後から考えると、担任の先生たちはそういう心の動きも織り込み済みで、発表の機会を用意したのかなと思いました。
   
 当たり前と言われればそれまでですが、一人一人の力を発揮できるように一人一人の状況に応じて言葉を掛けたり、ときには環境を変えて切り替えを促したりすることが私たちの大事な役割です。長く関わってきた担任の先生だからこそ、出来る関わりというのがあるのだなと改めて感心しました。
 そして何よりも、担任からの関わりにしっかり応えてくれた子供たちの成長も感じ取ることができました。音読発表の出来はもちろんですが、それ以上に1年の学習の成果を見せてもらったなと思いました。 
 
 新しい1年は新しい環境で始まることが多く、今回のような絶妙な支援はもしかしたら最初から期待できないかもしれません。見方によっては、積み上げ式に成長することに関しては少し停滞するように見えるかもしれません。でも、新しい環境で新しい関係性を作り、その中で自分の力を発揮できるようになっていくことは、横方向への成長を広げ、その後の積み上げの確固たる土台になってくれることでしょう。

 新しい環境に不安を感じるかもしれませんが、これまでの学びを生かし、自分の幅を広げる機会だと思って子供たちには様々なことに挑戦してほしいです。
 保護者の皆さんには、これまで身に付けてきたの子供の力を信じて送り出していただければありがたいと思います。

受賞おめでとう 2

 先日に続き、うれしい報告です。
 12月1日付けの記事で紹介した和田樹夜さんの作品が、日本学校歯科医師会が主催する歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクールに青森県代表作品として出品され、佳作となりました。
 おめでとうございます。
 
 今日は、デーリー東北の記者さんが取材に来て、いろいろ質問されていました。
  
 樹夜さんのインタビューを聞いていて印象に残ったのが、「僕は、絵を描くのが大好きです。」と元気な声で応えていたことです。

 樹夜さんの絵はとても迫力があり、まさに元気を感じます。色もとてもよく考えて丁寧に、リアルに塗られています。審査した人も、「絵が好き」という気持ちと彼の「元気さ」がよく表現されているところに惹かれたのではないかと想像しました。

 

 これからも自分の思いを存分に表現してほしいなと思います。次はどんな作品が見られるのか、楽しみにしています。

受賞おめでとう

 中学部2年國分優希さんの作品『大きな観覧車』が、「りそなグループ賞造形・美術部門」を受賞しました。
 おめでとうございます。
 優希さんの作品『大きな観覧車』 賞状                  メダルと盾
   

※「りそなグループ賞」とは
 令和2年度で27回目を迎える全国特別支援学校文化祭において優れた作品に贈られる賞の一つです。
 「文部科学大臣賞」「文化連盟会長賞」そして「りそなグループ賞」を受賞した作品は、全国特別支援学校長会令和4年カレンダーに採用され、全国に配布されます。
 また、令和3年2月以降りそなグループ東京及び大阪本社などで展示された後、令和3年7月に和歌山県で開催される全国高等学校総合文化祭に出展されることになっています。

 本日、校長室で表彰式が行われました。


 表彰式には、多くの取材陣が訪れました。その数を見て、改めてこの賞の価値というか、大きさを感じた次第です。

これが囲み取材?         作品のポイントを説明                      
 
 作品を評価していただいたこと、たくさんの人に注目していただいたこと、本人にとっても、学校にとっても本当に有り難く、うれしいことでした。

 今回の表彰式での一番感心したのは、優希さんの態度です。
 私だったら、囲まれて取材を受けたら舞い上がって何を言っているか分からなくなってしまうと思いますが、優希さんは質問をかみしめ、言葉を選びながらしっかり答えていました。受賞したことはもちろんうれしいですが、ずいぶん大人になったなと優希さんの成長をとてもうれしく感じました。

たくさんの人に祝福され笑顔の優希さん



卒業する姿を見つめる目

 今日は卒業式。
 小学部17名、中学部25名が卒業していきました。

 いい式でした。
 その理由は、子供たちの立派な姿に象徴されます。

【小学部卒業式の様子】
  

【中学部卒業式の様子】
  

 本当に本番に強い子供たちでした。

 今回は、その子供の姿を支える側の大人に注目して見ていました。

 入場してくる我が子を見る保護者の目は本当に優しく、温かいものでした。
 そして、証書授与を見る目には、緊張の色が見えました。我が子と一心同体となったように感じていたのかもしれません。
 時には客観的な目で無条件の愛情を注ぎ、時には感情移入して同じ気持ちを共有する、そんな保護者の皆さんだからこそ、子供たちは自信を持って今持てる力を最大限発揮できたのだと思います。

 もう一つ気付いたことがあります。先生たちのうなずきです。
 返事をする時であったり、動き出しであったり、証書の置き方であったり、先生たちがうなずくポイントは子供それぞれに違いますが、その子供の頑張りのポイントを見つめる教師の目がそこにありました。小さなポイントかもしれませんが、そこを見逃さない目が子供たちの成長を支えたのは言うまでもありません。

 保護者の皆さんと私たち教職員、そして関係施設の皆さんが子供たちへ向ける目が、子供たちの成長をしっかり支えているのだと改めて感じることができました。

 そういう意味でも、いい式でした。

 卒業しても、みんなを支えてくれる人が必ず周りにいます。
 安心して、これからも成長してください。
 
 

明日の卒業式を前に

 今日は3月11日、そして、明日は本校の卒業式です。

 そう言えば、10年前の東日本大震災の日も当時勤務していた学校の卒業式前日でした。
 準備を終えて、ほっとしていたところに大きな揺れが来たことを思い出します。
 八戸市でも揺れの影響や津波の被害が出るなど大変な状況の中で、その学校でも体育館の天井が破損し、次の日に行うはずだった卒業式は、延期になりました。
 延期された卒業式をどのように行うか当時の先生たちは1から計画を練り直し、いつもとは違う形ではありましたが、暖かい卒業式を行うことができました。

 卒業式を明日に控えた3月11日、そのときと同じ気持ちが自分の中にあることに気付きました。
 「形は違っても、思い出に残る式にしたい」という思いです。
 そして、式の準備をする中で、それは児童生徒、教職員みんなの思いであることに気付きました。

 10年前と置かれた状況は違いますが、いつもと同じ形ではできないということは同じです。そして今回はみんなで一緒に式をすることができないという制約があります。
 式へ参加できる人数が限られるため、在校生たちは様々な工夫で自分たちの思いを伝えるしかありません。
 そんな在校生の思いを、ほんの一部ですが紹介します。

 1 卒業生の教室までの動線の装飾
 教室へ向かう階段を彩るおめでとうの飾り
   
 廊下にもずらり 真ん中の写真の文字は何と卒業生の顔写真をたくさん貼って書かれています。
   

 2 控室などの会場設営
 小学部の児童もパイプいす運びのお手伝い
   
 中学部の皆さんの仕事ぶりにはかないませんが、先輩の姿に刺激を受けてがんばりました。

 3 式中の送辞の動画
 ここでお見せすることができませんが、在校生みんなが登場するとても温かいメッセージになっています。
 ※今年は、答辞も動画で事前に撮影したものを使います。卒業生一人一人が主役であるということが際立ち、成長の跡がはっきり感じ取れます。卒業生の保護者の皆さん、必見です。
 
 制約のある中だからこそ生まれたみんなの熱い思いを明日卒業生の皆さんに届けたいと思います。
 

図書等を寄贈いただきました!

 平成29年度に引き続き、青森つばめプロパン販売株式会社様より、図書等を寄贈いただきました。


今日は、その贈呈式が行われました。
お礼を述べる生徒会長       感謝状を贈る小学部代表児童
 

 本校の子供たちは本が好きな子が多く、毎日図書室へ足を運ぶ子供もいます。
 前回寄贈いただいた本のあるシリーズが好きで、毎回借りていく子供もいます。
 今回も、子供たちの希望や先生方がぜひこの本を読んでほしいという声を聞いていただいたので、子供たちが図書室へ行く楽しみがまた増えることになるだろうなと期待しているところです。

 本校では、大規模改修も終わり、令和3年度から図書室が広くなる予定です。
 子供たちにたくさん本を読んでほしいと願う私たちにとって、今回寄贈の声を掛けていただいたことは、時宜を得た本当にありがたいことでした。
 本校児童生徒、職員一同感謝申し上げます。
子供たちが作った感謝状

中学部お別れ会+歓喜

 今日は、中学部のお別れ会。
 1,2年生は朝から会場準備に余念がありません。
 会の最中は、1,2年生の代表者だけしか参加できないので、その分の気持ちを込めて準備していました。

主会場の準備を終え、別会場で参加する生徒



 会が始まると、3年生が体育館に入場してきました。
 
 私自身はこの子たちが小6の頃からしか見ていませんが、それでも一人一人まじまじと見ると、大きくなったなあと感じます。
 保護者の皆さんが、来週の卒業式で子供たちが入場してくる姿を見たら、私の何十倍も成長を感じ、胸にこみ上げるものがあるのだろうと式の最中の保護者の皆さんの気持ちに思いを巡らせてしまいました。親の気持ちになって見ていると泣けてきますね。
 
 さて、式の途中、校長先生からうれしいニュースが発表されました。
 「八戸高等支援学校普通科、全員合格です。おめでとう。」


 今日は、入学者選抜の合格発表の日でもありました。
 合格発表を見てから登校した生徒も、みんなと喜びを共有すべくこの瞬間まで秘密を守り通していました。校長先生の言葉の後、みんなと笑顔で喜び合ったのは言うまでもありません。

 進学先もきまり、清々しい顔で1,2年生からのメッセージを聞く3年生の姿がまた一つ大きく見えました。

 

山形県の学校との交流

 コロナでどこにも行けないな、活動も制限されてしまうし・・・

 そんな中、新しい人と人とのつながりを生む取り組みが行われました。
 それが、「山形県立ゆきわり養護学校」との交流です。


 この取り組みは、本校の先生とゆきわり養護学校の先生が、コロナ禍のこんなときだからこそ、子供たちに新たな経験と出会いの機会を作りたい、そしてお互いに刺激し合いながら学習したいとの思いで実現したものです。
 1回きりではなく、何度もやりとりをしながらお互いの学習を深め、紹介し合いました。

 その学習の成果の一部が、現在、校長室前に掲示されています。
 来校の際にぜひ御覧ください。


 まずは、我が青森県を調べる学習。
 修学旅行とも関連付けながら、じっくり、しっかり調べました。
青森県を調べる           新聞にまとめる
 
 通常であればここで終わりがちですが、交流する相手にこの情報を届けるため、子供たちは、様々な演出を加えて動画にまとめていました。
 伝えようとする気持ちがいろいろな工夫につながり、伝えることを意識するからこそ緊張も味わう。とてもよい経験をしたなあと思います。

 自分のことだけではなく、相手の山形県にも興味をもち、紹介されたことをまとめたり、調べたりして、また新聞という形にまとめる。
山形を調べる             新聞にまとめる
 
 このまとめるという作業がまた子供たちの思考を刺激します。
 間接的ではありますが、こうしたやりとりをとおしてお互いの学びを刺激し合えたことは、本当に貴重な機会だったなと思います。
 
 こうした新たな学びの機会を作ることができれば、コロナ禍においても子供たちの成長を支えることができますね。
 
 新しい可能性を拓いてくれた若い先生方に感謝です。


全校特別清掃

 あと2週間に迫った卒業式に向けて、そして1年間お世話になった学校に感謝の気持ちを込めて全校で清掃に取り組みました。

 小学部の1~3年生は教室や近くの廊下をメインに。
ぞうきんがけ上手です!      モップがけで廊下はピカピカ!  自分の下足箱をきれいに!

  

 小学部4~6年生は、トイレや階段などの公共スペースも。
1段1段丁寧に!          手洗い場もきれいに!       階段を拭く、力強い背中!
  

 中学部は、みんなが使う広い体育館やいつもは手の届かない汚れを丁寧に。
丁寧に汚れ落とし!        棚を一つ一つ!           ほこりがたまりやすいところは念入りに!
  
よくぞ気付いた!ほこりはそこ! 廊下の汚れに集中!
 
 おかげで校内はとてもきれいになりました。
 「きもちいいね。」と言っていた子供がいました。
 掃除をするとなぜか気持ちもリフレッシュして、新たな気持ちで物事に取り組めるような気がしますよね。
 清々しい気持ちで卒業をお祝いし、新たな始まりを待ちましょう。

厨房への感謝を伝える会

 本日の給食の前に、「厨房への感謝を伝える会」が行われました。



 今年の給食は、新型コロナウイルスの影響で様々な対応を求められました。
 食堂に一堂に会することができないため、各教室への配膳が求められました。運搬をどうするか、運搬の時間を考えたできあがりの時間の調整などこれまでの業務に加えてたくさんのことに目を向けて配慮を行き届かせる必要がありました。
 厨房の皆さんの細やかな配慮と働きぶりには頭が下がります。
 
 今日は、短い時間ではありましたが、感謝の気持ちを伝えることができてよかったなと思います。3月の給食も楽しみにしています。

図書室の掲示から受け取るメッセージ

 今日は図書室前の掲示を紹介します。

 いつも何気なく廊下を歩いていると図書室の前の掲示に目がとまります。
 
 子供たちにおすすめの本を紹介してくれているのですが、私自身が触れたことのないものも紹介されていて、新たな発見があります。

 今回は卒業に向けて掲示していました。


 卒業をテーマにした本?と思って見てみるとこんなメッセージが書いてありました。


「卒業するみなさんへ
 これからの新しいステージで役に立つ本を紹介します。
 卒業前に読んでみてね♡
 ご卒業おめでとうございます。」

 そういう応援の仕方があったか!

 自分が関わっている仕事の中で卒業生に対してできることを考え、実行してくれたんだなと、掲示してくれた先生の思いにちょっと感激してしまいました。

 私たちも、自分の関わっていることで他の人の役に立てることって何かなと考えて動かなければいけないなと感じました。
 そして、子供たちにもそういう大人になってもらえるよう日々の関わりを大切にしよう、そう思わせてくれた掲示でした。

小学部おわかれ会

 今年のおわかれ会は、いつもとちょっと違います。
 
 一度に体育館に入れる人数にも制限があるため、みんなで会を楽しむことはできません。
 そこで、体育館は主役の6年生と5年生のみの限られた人数で実施することになりました。

 では、その他の学年はどうするのか・・・
   
 会場に行ってみるとその心配は全く要らないことに気付きました。
 その場にいなくたって、ちゃんとお祝いの気持ちが伝わるように、子供たちの手作りの花、絵、おめでとうの文字などで会場が華やかに装飾されていました。入った瞬間にわっと思うぐらい、子供たちの思いが伝わってきました。卒業生の皆さんも同じように感じたことでしょう。
 
 それから、会の進行の中でも工夫がありました。ビデオレターです。
 同じ会場に入ることはできないけれども、伝えたい思いがあるのだということは十分に見て取れます。みんな笑顔で動画のメッセージを見ていました。
 

 また、会場には入れなかったみんなの思いを5年生のみんなが感謝状という形で一人一人に伝えていました。
  
 みんなの思いを形にしたとてもあたたかいおわかれ会になったなあと思います。


中学部作業学習販売会

 中学部の作業学習で作った製品の販売会が行われました。
 今回の販売対象は、本校の教職員です。私も買う気満々で体育館に行ってきました。

 会場には、木工製品(まな板、スピーカーなど)、紙工製品(ランプシェード、ポチ袋など)、布製品(巾着袋、コースター、髪を留めるゴムなど)がたくさん並んでいました。

 その数を見るだけで、作業学習の時間にコツコツと取り組み、成果を積み上げてきたことがよく分かります。

 そして、会場には「いらっしゃいませ」「おすすめは~」という声が響いていました。
 ここで一つ気が付いたのですが、やはり三年生は自信を持っているからか声が大きい、そして、買いに来た先生方の変化球の質問にも柔軟に対応しています。

 3年という月日を重ねて、自分の仕事を理解し、アピールポイントもしっかり押さえている姿を見て、これなら高等支援学校に行っても大丈夫、と思わせてくれる働きぶりでした。

 1,2年生はさすがに3年生にはかないませんが、やる気満々なところは負けていません。
 3年生が片付けに動くと、さっとフォローに入るなど、作業学習を通して確実に自分のできることを積極的に行う姿勢が身に付いているんだなと成長を感じました。

 これが、「背中を見て育つ」ということなんだなと思いました。

 卒業、入学の季節です。
 先輩として背中を見せてきた生徒たちは、さらに大きな背中を見て学ぶ後輩という立場に、後輩だった生徒たちは自分の背中を見せる立場になります。
 役割は大きく変わりますが、今日見せてくれた「気付いて動く」、「自分のできることは積極的にやる」という姿勢でこれからもがんばってほしいと思います。

柔道の授業から思うこと

 中学部の保健体育の授業で、「柔道」に取り組んでいました。
 
 恥ずかしながら、柔道のイメージは、組み合って投げる、受け身を取るというぐらいしかなかったのですが、今日の授業では、「礼」の仕方から丁寧に学習していました。


 左足を引いて             しっかり座って、礼
 

 礼に始まり礼に終わるというのはこのことかと、柔道の奥深さを知りました。
 普段はちょっとウキウキしがちな生徒も真剣な表情で、落ち着いた所作で取り組んでいました。

 さて、次は受け身の練習。
 後ろ受け身をするときに、始めに練習したのは小学部でも取り組んでいたあれ!
 通称?「ゆりかご」(後ろに転がって、背中をつけて、反動をつけて戻る)。

前後にゆらゆら



 これまでは、マット運動が上手にできるように取り組むというぐらいしか考えていませんでしたが、そうか、こういうところでしっかり生かされるんだな。そう思いました。
 そして、このように捉えることは、ゆりかごと受け身のつながりに留まらず、とても大切なことだということに気付きました。

 私たちはどうしても、今に目を向けています。それはそれで大切なのですが、今やっていることがこの先どのようなことにつながるのか、そういうことを考えておくことも大切ですね。

 例えば、小さい子がおもちゃを一つかごに片付ける場面。その瞬間は大いに喜んで、大いに褒めますが、ちょっと冷静な目で、小学生になったら自分の教科書を片付けられるようになるかな、中学生になったらお小遣いを財布に入れて管理できるかななど、ものを管理するという視点で見れば、すべてつながってきます。今やっていることと将来できるようになることのつながりを意識するだけで、子供のできたことの意味がとても大きく感じられ、喜びも倍増すること間違いなしです。
 今、子供たちががんばっていることが、どのような力として将来花開くのか、想像するだけでも楽しくなりますね。
 子供たちがしてくれるお手伝い。それは将来のどんな力につながっていますか?

入学説明会準備

 明日2月4日(木)は、小学部・中学部の入学説明会です。
 
 例年、食堂で保護者への説明を行っていましたが、今年度は感染症対策もあり、広い体育館で行うことになりました。

 会場準備が大変だな・・・と思っていましたが、中学部の生徒たちの協力を得られることになり、短時間で会場が整いました。本当に助かりました。

 
 
 印象的だったのは、手伝ってくれた生徒たちが「新しい一年生は何人来るんですか?」と質問してくれたことです。
 感謝されることが、やりがいにつながるのはもちろんですが、もう一つのやりがいがそこにあったのだということを感じました。そう、新しい仲間を迎える期待感です。

 私は、よく「期待×価値理論」で考えたり、説明したりします。【意欲】は、【期待】(できそう、こうなりそう)と【価値】(面白そう、やる意味がある)のかけ算で決まるという考え方です。

 今回の準備のように新入生が来るという【期待】、感謝されるという【価値】がある、そういう学習活動をたくさん用意できたらいいなあと思います。

WinーWinの関係

 本日、八戸市社会福祉事業団の理事長さん、うみねこ塾の塾長さんが来校しました。
 
 来校の理由は、「感謝」の気持ちを伝えるため。

 何に対する「感謝」かというと、以前の記事で紹介したとおり、本校からうみねこ塾に続く道路の落ち葉清掃、雪かきをしたことへの感謝です。

中学部生徒の活動発表       理事長さんのお話
  

 理事長さんが「私たちができないところを皆さんに補っていただいた。」とおっしゃってくださいました。「補っていただいた。」という言葉を私は「うみねこ塾の運営をする上で子供たちのやった仕事はなくてはならないものだった」と受け取りました。
 ありがとうという言葉はとても力のある言葉ですが、この「補っていただいた」という言葉は、子供たちをなくてはならない存在として受け止めてくれた言葉として、とても重いなあと感じました。
 一方で、学校としては、「子供たちに活躍の場を与えていただいた上、子供たちに感謝を伝え、意欲を育てていただいて有り難い」と思っていました。

 まさに、お互いになくてはならない存在であり、Win-Winの関係を築けているなあということを実感した瞬間でした。
 この関係がいつまでも続くといいなあと思います。

学校評議員会が開かれました。

 令和2年度2回目の学校評議員会が開かれました。
 評議員の皆様にはお忙しい中、出席いただきありがとうございました。
 
 数年にわたって行われた校舎の大規模改修が終盤にさしかかり、今回は、完成間近の校舎の様子を見ていただきました。
 明るく、きれいな教室、グラウンドへの出入りのための風除室(下足置き場)、皆さん子供たちの学習の様子が目に浮かんだようです。
 運動会などで校舎とグラウンドの出入りの様子を見たことがある評議員さんからは、「外に出るために渋滞することがなくなり、活動の時間が
しっかり確保できますね。」とお話いただきました。
 それを聞いて私は、時間が確保される分、学習の量が増えるのはもちろん、質も高めていかなければならないと身の引き締まる思いがしました。
  説明中の校長先生
 
 子供たちの学習活動の充実という大きな目的のために、様々な方々の力によって学習環境が整備されてきたことに感謝しつつ、その上に私たちができることをしっかり積み上げていきたいと思います。

八二養作品展準備中!

 当初の予定では、明日16日(土)から18日(月)までラピアさんを会場に八二養作品展を行う予定でした。
 しかし、昨今の感染症拡大の状況を踏まえ、会場を本校体育館に変更し、面談週間に来校した保護者の方を対象として行うことにしました。
※校外の方に見ていただけないのが残念です。

 今日、子供たちが帰った後、先生たちは体育館で作品展示をしました。
 子供たちの力作をどう飾ったら見やすいのか、作品のよさが引き立つのかみんなで考えながら作業していました。子供たちの頑張りを一番近くで見ている先生方ですから、そこは熱が入りますよね。広々として快適に鑑賞できる空間ができたと思います。

 実は、先生方が展示作業をする前に中学部の生徒たちが、机やパネルを運んだり、白布を掛けたりするお仕事をしてくれていました。そのおかげで、展示作業はスピーディーに行うことができました。校内で行うからこそ自分たちも関わることができるというよさもありました。子供たちがセッティングした会場ということを頭に入れてから見るとまた違った見え方があるかもしれません。

 今日はほぼ完成した会場の全体像を紹介します。
 作品一つ一つは、面談で来校の際にゆっくりどうぞ。

 体育館に入ると作品展の会場が現れます。 
  
 きれいな垂れ幕、近くに行くとその模様の正体が・・・ そこは来校時に!
  

避難訓練

 今年度3回目の避難訓練が行われました。
 2回目から導入されたヘルメットに子供たちはすっかり慣れて、
地震=机の下+ヘルメットというセットで行動できるようになってきているようです。


お話をよく聞いて身を守っています。    大きな体を小さくかがめて
    

子供たちが学ぶ機会の変化

 今日から学校が始まりました。
 いつものように全校集会を放送で行いましたが、今日はいつもと違う光景が・・・。
教頭先生のお話           先輩方が進める全校集会の様子
 

 令和2年度の生徒会のメンバーが司会進行をするのはこれまで同様ですが、その後ろから熱い視線を送る集団がいました。
身を乗り出すように先輩の姿を見つめる生徒たち



 そう、令和3年度の新生徒会の面々です。

 これまでは体育館で集会を行っていたため、自然に先輩の姿から学ぶことができていましたが、今年度は声はすれど姿が見えない「放送」での集会を行っているので、先輩の姿からの学びは自然には起こらない状況でした。

 いつもコロナのせいで・・・と考えてしまいますが、コロナのおかげでこれまで自然に行われてきた学びを意識的に捉え直し、そういう機会を作る必要があるのだなということを学びました。逆に今まではそういう学びの機会が学校のあちこちにあったんですね。
 やはり、直接人と関わり合う学びは貴重だったんだと改めて感じることができました。
 
 その貴重な「学びの機会」に来ていた新生徒会のメンバーは、先輩の姿から何を感じ何を学んだでしょうか?新しいメンバーの個性を生かした全校集会の進行に期待したいと思います。

全校集会&中学部生徒会当選者発表!

 今日は、冬季休業前の最後の授業日でした。
 全校集会では、教頭先生から【できるようになったのは◇◇◇です。】というスライドが示され、「◇◇◇にはどんなことが入るか考えてみましょう。」と問い掛けがありました。
  
 子供たちは、教室で放送を聞きながら「マスク(をつけられるようになった。)」、「ダンス」、「計算」、「音読」・・・と担任の先生にたくさんお話して教えてくれていました。自分たちが頑張ってできるようになったことをちゃんと意識しているって大事なことですよね。
 その後、いくつかの学級の学習の様子が動画で紹介されました。こんなにできるようになったんだなと改めてうれしくなりました。言葉は悪いかもしれませんが、たまに授業を見に行く私たちのような邪魔者がいない環境で、担任の先生としっかり向き合ったときには、これだけの力を発揮できるということにちょっと感動です。担任の先生と子供たちの強いきずなに、ちょっとうらやましい気持ちになってしまいました。

 さて、今日は中学部生徒会選挙の当選者発表の日でもあります。
 中学部3年生の選挙管理委員会の皆さんが、本物の選挙さながらに当選者を読み上げたり、当選の花をつけたりしていました。

  
 生徒会会長1名、副会長2名が発表され、次年度へ向けて準備が進んでいくことになっています。
 現生徒会長の言葉にもありましたが、当選した人も落選した人も学校をよくしようという思いは同じですから、一緒に頑張っていきましょう。

一票に願いを込めて 中学部生徒会選挙投票日

  11月27日(金)の立候補締切から今日まで、立候補者たちは、選挙ポスターを作成したり、演説の練習をしたりしながら準備を進めてきました。
 選挙管理委員会の生徒たちも投票日のポスターを作成し、選挙に必要なものをそろえ、会場のセッティングをして当日を迎えました。
 投票する生徒たちも選挙についての学習を進め、自分の判断が選挙の結果やその後の生徒会運営に反映されることを学んできました。

立候補者ポスター          選挙投票日のお知らせ      投票用紙(記入用)

    
        ※投票の仕方は生徒の実態によって、①候補者の名前を書く、②候補者に○をつける、
            ③候補者の箱にボールを入れるの3種類が用意されていました。


 いよいよ今日が、中学部生徒会選挙の投票日です。
 午前中に演説会(動画視聴)が行われ、選挙の仕方についても説明がありました。
 そしていよいよ投票。
投票所入り口             受付                  候補者の名前を記入         緊張の投票   

   

 緊張感漂う中で子供たちは自分の思いを一票に託していました(中には祈るようにして投票する生徒もいて、自分たちの学校をだれに託すのか真剣に考えていることが感じられました)。
 候補者の生徒たちは、結果が気になっているようでしたが、みんなしっかり選挙のルールを守って投票していました。

 一方で、選挙管理委員会の皆さんは、運営する側の大変さを味わったようです。
 どちらの立場も味わうことで、選挙の際に何に気を付ければよいのか、理解がより深まったのではないかと思います。
 校長先生の「ちょっと(投票箱の)中を覗いてもいいかな?」というちょっと意地悪な問い掛けに対して、「中を見ることはできません。」と毅然とした態度で返す選挙管理委員会の生徒を見て、選挙で大事にすべきことをしっかり学んでいるのだなと感心しました。

きれいなリースをありがとう!

 廊下を歩いていると、キラキラ光るクリスマスリースがたくさん飾ってありました。
   

 そういえば、もう12月ですね。
 
 新型コロナウイルスの影響で大きな行事が軒並み中止、縮小され、いつもの年とは違う時間の進み方の中で季節をじっくり感じることもなかったなあと感じます。
 そんなときに、廊下のリースを見て12月を実感させてもらいました。
 
 そのリースを作ってくれたのは、「階上小学校」の子供たちです。
 今年は、直接学校を訪れての交流は中止となり、DVDでメッセージをやりとりしたり、制作物等でお互いの気持ちを伝え合ったりといった間接的な交流となりました。
 会えないのはちょっと残念ですが、本校の子供たちも同じように12月、クリスマスという季節感を味わっていることでしょう。 会えなくても相手の心に届く贈り物っていいなあと思います。

 でも、来年は絶対に会ってお互いの学習の成果を交流しましょうね。楽しみにしています。
 

「特選」おめでとう!歯科保健図画・ポスターコンクール

 令和2年度歯科保健図画・ポスターコンクール、図画・ポスターの部において、本校小学部4年和田樹夜さんの作品が特選に選ばれました。おめでとうございます。

 私は、出品前に廊下に飾られていた樹夜さんの作品を見て、口が開いている感じがとてもリアリティがあるなあ、歯も一本一本丁寧に描かれているなあと感心して見ていました。
 今回このような形で評価していただいたことで、ますます本人の制作意欲が高まり、より魅力的な作品を生み出すことにつながるのではないかと期待しています。

 今日は、校長室で表彰式が行われました。立派な額に入った賞状とともに楯が送られました。なんと、楯には樹夜さんの作品がプリントされているではありませんか。これには本人も「お~っ」と感嘆の声をもらしていました。自分の作品が立派な楯になるなんてうれしいですよね。
 私たちも普段から「ほめる」ことは意識していますが、樹夜くんの「お~っ」のように、子供たちの心の底から聞こえてくる声を聞けるようなほめ方を工夫したいなと思いました。

   
 

勤労感謝の日を前に

 小学部3年生の子供たちが、いつもお世話になっているスクールバスの運転手さんに感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈りました。

  
 これは、学校でお世話になっている人たちにお礼をしようという道徳の学習を発展させて実施したそうです。
 道徳の授業で感謝の気持ちを伝えることの大切さを知り、自分たちにできる感謝の気持ちの表し方を考えて、一生懸命制作に取り組みました。学んだこと、考えたことを実際の行動につなげることはなかなか難しいことだと思いますが、自分たちの思いを先生といっしょに具体化したのはとても意味のあることだなと感じます。

    
 そんな子供たちの気持ちを受け取った運転手さんたちは、ちょっと照れくさそうに、でもとってもうれしそうにしていました。お互いにとてもいい時間でしたね。

小学部 修学旅行報告会

 今週は小学部4~6年生の参観週間でした。
 最終日の今日は、小学部6年生の修学旅行報告会が予定されているので、6年生の保護者の皆さんが来校しました。
 人数は20数名とそれほど多くはないのですが、密を避けるため会場は体育館。ステージを使っての発表は、学習発表会を思わせる雰囲気を醸し出していました。
 会場には、修学旅行で作った「こけ玉」が展示されていたり、修学旅行に行く前に学習した「テーブルマナー」の学習の軌跡が掲示されていたり、子供たちが学習した様子が目に浮かんでくるようでした。

みんなの「こけ玉」          テーブルマナーの学習記録   発表の様子     
  

 発表では、進行役の子、発表原稿を読む子、発表した場面を再現する演技をする子、それぞれの役割を果たして保護者の皆さんから大きな拍手をもらっていました。
 保護者の皆様には、温かく見守っていただき、発表のあともたくさん褒めていただきありがとうございました。子供たちも修学旅行の思い出を保護者の皆様と共有できて、とても満足そうでした。

小学部児童が「フライングディスク」を体験

 スポーツ推進事業の一環として、令和2年度から小学部でも取組が始まりました。
 今日は、小学部4~6年生の児童が「フライングディスク」を体験しました。
 
 これまでに経験したことがあるという児童もいましたが、障害者スポーツ指導員の福沢さんの指導で段階的に練習を進めると、みるみるうちに上達していきました。

お話をよく聞く            フォームの確認           まっすぐ投げる練習         的にねらいを定めて
   


 端から見ていて成果が目に見えて分かるぐらいなので、子供たちもできるようになる自分を意識することができたのではないでしょうか。
 「やめ」と声が掛かるまで、投げては拾いに走り、投げては拾いに走り・・・、おじさんが傘でゴルフスイングをするかのごとく何度も腕を振ってフォームを確認する子もいて、みんな真剣そのものでした。

 「できる」自分を感じられるとこんなにも集中し、前向きに取り組むことができるんだなと改めて感じました。日々の授業でも子供たちが「できた」と感じられるように工夫していきたいと思います。 

スクールバス増便!

 本校ではこれまで6つのコースでスクールバスを運行してきました。
 健康チェック、手指・車内の消毒、換気、マスクの着用など感染防止対策を行ってきたところですが、登校時はバスの乗車率が高く、車内で距離を取ることが難しいなど、対応に苦慮していました。

 そのような中、青森県から感染防止対策のためのバス増便のお話をいただき、まず一番乗車率の高いコースについて、登校時のバスを増便して対応してきました。

 この度準備が整ったため、11月2日(月)から全てのコースで登校時のバスを増便し、計12便で運行することになりました。乗車率が50%程度になるため、車内での距離を取ることも可能になり、より感染リスクを下げることができたと思います。

 多方面からの支援をいただきながら、児童生徒の学習活動が安全に、安心して進められるよう引き続き取組を進めていきますので、皆様の御理解と御協力をお願いします。

これまでと違う場所に駐まったスクールバス(増便した車両)から玄関へ向かう児童生徒

芸術鑑賞会

 今日は子供たちが楽しみにしていた芸術鑑賞会の日です。
 今年の芸術鑑賞会は、新型コロナウイルスの影響で一旦中止となりましたが、NPO法人ミュージックシェアリングさんの御厚意により、コンサート内容に沿った映像を提供していただいたことから、各教室で動画の視聴による鑑賞会を開催することとしました。
 生の音とはいきませんが、動画のメリットを生かして曲のイメージに合った映像を提示することができるので、子供たちの想像力は膨らんだのではないかと思います。
 
 ある教室で、曲を聴いたあとに感想を聞いていました。
 「ヴァイオリン!(の音が聞こえた)」「ハリーポッター!(の曲のように聞こえた)」「お魚が泳いでいる」など、実に様々な声が聞こえてきました。 
 芸術に対して、聞いて「きれいな音だった」、見て「上手だった」と言って終わらせてしまいがちな私ですが、聞いたこと、見たことを自分の経験と結びつけて表現できる子供たちのおかげで、なるほどそう聞こえるのか!確かにそう聞こえるな。と自分の中の感覚と照らし合わせて楽しむことができました。

中学部、「修学」旅行へ

 中学部3年生が修学旅行に行ってきました。
 本来であれば、6月に仙台へ2泊3日の予定で実施予定でしたが、実施を延期し、さらに日程も短縮して実施することになりました。
 青森市への日帰り旅行、ここだけ切り取ると学習や体験の機会が少なくなったように思えます。しかし、修学旅行に向けた学習の中で、改めて自分たちが住む青森県について学び、りんご、ねぶたなどのお祭り、自然、農作物、海産物など青森の魅力を再発見する機会になったのではないかと思います。
 その延長で旅行を位置付けると、たった1日の旅行ですが生徒たちにとってはとても大きな意味を持ちます。学んだことを実際に見て、触れて、確かめるという、まさに「修学」旅行になっているなあと感じました。
 新型コロナウイルスのせいで、生徒たちの当初の期待は儚く消えてしまいましたが、その分、青森県のよさに触れ、郷土を大切にする気持ちを育むよい機会となったのではないかと思います。

晴天の中、気持ちよく出発!                     月明かりの中帰校。
 楽しい時を過ごし・・・ 

 

小学部6年生が修学旅行に行ってきました!

 本日、小学部6年生17名が奥入瀬方面へ修学旅行に行ってきました。
 
出発式。                いってきます。            いよいよ出発!
  
 奥入瀬渓流を歩き、おいしい昼食を食べ、体験活動でこけ玉を作りました。
 その思い出はまだ行ってきた子供たちとお父さんお母さんだけのものにしておきましょう。
 私も来週になってから、行ってきた先生が撮った写真を見ながら思い出話を聞こうと思います。

 新型コロナウイルスの影響で延期となり、さらに日程も短縮しての実施となりましたが、帰ってきた子供たちは十分楽しんできたという満たされた表情のように見えました。

 今日は、みんな楽しんで過ごし、元気に帰ってきたことだけ報告します。

おかえりなさい            手を振って、「帰ってきたよ。」   
お父さんお母さんただいま帰りました。
  

「ありがとう」という言葉の力

 中学部の生徒が、本校の隣にある「うみねこ塾」さんまで続く道路の落ち葉集めの作業をしました。
   
 初めて作業する場所でしたが、自分が何を求められているのかを理解すると、テキパキと落ち葉を集め、拾ってバケツに入れることができていました。
 何かの作業ができるのはもちろん大切なのですが、指示をよく聞き、求められている仕事が分かって、その仕事に集中して取り組むという、どの仕事についても汎用的に求められる力を育てることも作業学習の大切なねらいです。そういうことができるようになってきたのだなと少しうれしい気持ちで作業の様子を見ていました。
 そして、作業の終わりにうみねこ塾の上澤塾長から「ありがとう」という感謝と頑張りに対する称賛の言葉をいただきました。生徒たちは、きっと『やってよかった』と思ったことでしょう。それが次への力になります。「ありがとう」という言葉がたくさん聞かれる学校になるといいなと思います。

 

 さて、校内に目を移すと、職員室のごみ集めをしてくれている生徒がいます。
 90人もいる職員室のごみを集めると大きな袋2つ分ぐらいになります。今日も一つ一つごみを回収し、きれいにしてくれました。

  
 「ありがとう。」という言葉を掛けることしかできませんが、心を込めて伝えるようにしたいなあと思います。
 「今日もみんなのために働いてくれて、ありがとう。」

憧れのヴァンラーレ八戸の選手と一緒に

 先日の「ボッチャ」に続き、障害者スポーツ推進事業を活用して、ヴァンラーレ八戸の皆さんを迎え、「サッカー」の授業が行われました。
 今回は、憧れのヴァンラーレビブスを着用しての授業ということもあって、生徒たちの気持ちは上がりっぱなし。いつも元気な生徒たちですが、さらにパワーアップした感じを受けました。サッカー選手になったような高揚した気持ちだったのでしょうか。そう言えば、私も中学生のとき、オリンピック選手モデルのスパイクを履いて、いつもより気合の入った練習をしたことがあったなあと思い出しました。
 ビブスは学校にもあるのですが、そういうことではないですよね。ヴァンラーレさんのビブスだから生徒たちの気持ちは上がるんです。本物の選手、本物のチームだからこそ生まれる憧れの力。そういう力は、いつも以上の力を発揮させてくれます。

 生徒たちは、いい意味で高揚した気持ちを持ちながら、ボールを使った準備運動の後、まずはドリブルから。コーンと友達をよけながら、慎重にボールをコントロールする様子が印象的でした。途中から、指示された色のコーンに集まるというゲームも加わり、視覚、聴覚をフルに活用して取り組んでいました。いつもなら、「疲れた~。」と言いそうな子が、夢中でボールを追いかけていました。
 ドリブルリレーを挟んで、最後は、ミニゲーム。体育館の中をよく走り、軽快なパス、豪快なシュートなども見られ、盛り上がっていました。ゴールを決めた後、ヴァンラーレの選手とグータッチで喜び合う姿を見て、私も一緒にやりたくなってしまいました。

周囲をよく見てドリブル        「青」のコーンに集合!       試合前の緊張&期待        サッカーアニメのような豪快シュート
   

前期終業式・後期始業式&全校集会

 9月30日(水)に前期終業式、10月5日(月)に後期始業式が行われました。
 式のあとには、全校集会も行われ、前期がんばったことや後期の目標などの発表がありました。今回は、放送での集会ということもあって、動画を使って発表してくれました。

    

 音楽のダンスや掃除の様子を見ると、始めの頃とは比べものにならないほどの成長です。担任の先生方が、皆さんに紹介したいと思った理由がよく分かります。
 私は、ビフォーの様子を見ているので、アフターでどれだけ成長したかはっきりと感じ取ることができます。しかし、子供たちは、学部が違うと一緒に学習することがほとんどないので、その成長を感じ取れるかな?と少し疑問に思い、動画を見ている子供たちの様子も見に行ってみました。

 すると、子供たちから「○○くん、ダンス上手。」「□□ちゃん、とっても丁寧に拭いていてすごい。」などの声とともに拍手をしている様子が見えました。発表した子供たちの成長もうれしかったのですが、他者のよいところ、がんばりを見る目と心が育っている子供たちの姿に思わず頷いている自分がいました。
 
 校長先生のお話の中にあった「元気」「一生懸命」「チャレンジ」そして「優しい心」、今回の発表の中でしっかり感じ取ることができました。

 小グループに分かれての活動が多くなっている現状ですが、こういう機会にお互いの学習を共有することでさらに学びを深めるとともに、心を育てていきたいなと思いました。

新・うみねこ学園見学

 今日は秋季休業日で児童生徒はお休みです。先生たちは、この機会に普段できないことに取り組みます。研修もその一つ。
 今回は、令和2年4月に本校の隣から鮫地区(本校から自動車で30分弱)に移転したうみねこ学園さんを見学させていただきました。
  

 本校の隣にあるときは、子供たちも歩いて登下校していましたし、何かあればすぐに行き来して情報交換ができたので、子供たちの生活の様子も把握しやすかったのですが、遠く離れてしまい、学園から通う子供たちもスクールバスを利用するようになったため、生活に関する情報の絶対量が少ないのが実状でした。

 今回の見学を通して、新しくなったうみねこ学園さんで子供たちがどのように生活しているのかを垣間見ることができ、日々の教育活動で大切にしなければならないことを確認できました。移転に伴い、これまでと違った連携の仕方も工夫していかなければならないと感じます。
 
 お忙しい中、館内を案内してくれた園長先生はじめ、うみねこ学園の皆様には大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いします。

ヘルメット着用での避難訓練

   

今回の避難訓練の目玉は、PTAの協力を得て整備したヘルメットの活用です。

 実を言うと、私たちは、安全を考えて購入したはいいけれど、子供たちは何か頭に乗せられたようで嫌かな、被って避難することができるかななど、活用されるのか少し心配していました。

 しかし、写真にも写っているように、実際に避難してくる子供たちを見てほっとしたのは言うまでもありません。ちゃんとヘルメットを被って落ち着いて避難してきたのです。
 
 担任の先生方に聞いてみると、その訳がよく分かりました。
 先生たちは、子供たちがヘルメットをかっこいい!と思って被ってくれるように事前に様々な工夫をしていたのです。
 ヘルメットを被ってヒーローごっこをしてみたり、ポーズを決めて写真撮影をしてみたり、怖いものじゃない、嫌なものじゃない、何かかっこいいかも、そういう気持ちでヘルメットの着用を受け入れてくれるようにしていました。その写真を見せてもらって、今回のヘルメット着用率の高さは納得がいきました。

 安全につながる行動は、訓練の時間だけ頑張っても身に付くものではありません。地味ですが、そういう小さなことの積み重ねが、いざというときに安全に避難する行動につながります。
 行動できるための準備をコツコツ積み上げることの大切さを今回の避難訓練で学びました。
 このことは、他のことでも同じですね。
 

注)遊びに使ったのはあくまでもヘルメットを受け入れるための手段です。遊び道具にしているわけではありませんので、誤解のないようにお願いします。普段は教室に整然と設置されています。


ボッチャを体験! 障害者スポーツ推進事業

 中学部では、HACHINOHE CLUBさんを迎えて、ボッチャの体験をしました。

 ボッチャとは
      パラリンピックの正式種目で~中略~
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつの
       ボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います
                                            (一般社団法人日本ボッチャ協会HPから)


 「行け~」、「あ~行き過ぎた」、「惜しい!」、「やったあ!」
転がるボールの行方にみんな一喜一憂。こんなに面白いものだと思っていませんでした。知っている、だけではなくて実際にやってみる、その場で見るということがいかに大切かよく分かりました。この体験を通して、来年のパラリンピックもより一層楽しめるようになったのかなと思います。

 この事業は、スポーツの面白さに触れ、やってみたり、観戦を楽しんだりする子供たちが増えるといいなと考えながら企画しています。この後、ヴァンラーレ八戸さんを迎えてのサッカー教室(中学部)、障害者スポーツ指導員さんを迎えてのフライングディスク(小学部)とスポーツに触れる機会が用意されています。
 大人になってもスポーツを楽しみ、体を動かしながら健康に生きていく素地を作っていく取組として大事にしていきたいと思います。

 ルールの説明を聞く    ジャックボールめがけて  転がす!           「赤の勝利」 
     


※障害者スポーツ推進事業は、学校教育段階から生涯を通じてスポーツに親しむ態度を育成することを目的としています。

歯科検診

 今日は、延期になっていた歯科検診の日です。
 朝からどきどきしていた子、「余裕~」とリラックスしていた子、それぞれの感じ方はありますが、検診をするというのは緊張感があるものです。特に歯科検診は・・・
 子供たちは、それぞれにその緊張感を受け止めて検診に臨んでいたと思います。検診が終わった開放感からか、「虫歯なかったよ。」「頑張ったよ。」と笑顔で教えてくれる子供たちが多くいました。

 私が端で見ていて学んだのは、年齢を重ね、経験を積むことの大切さです。学年が上がると、格段に落ち着いて、そして静かに検診を受けることができていました。
 年齢を重ねれば、当然でしょう!と思うかもしれません。でも、年齢を重ねただけではできるようになりませんよね。その年齢分の経験をしっかりしてきたからこそできるのだと思います。少しずつ少しずつ経験を自分の中に取り込んで、成長していくのだと思います。
 小学部1年生の時には、歯科検診を受け止めきれなかった子供が、今年はぐっとこらえて自分で口を開けるなんていう姿も見られました。これまで、よい経験の積み方をしてきたのだなと思います。
 日々の授業でも、次につながる経験が積み重なるように考え、工夫していかなければならないなと感じました。

小学部低学年                 小学部高学年                中学部
            
*先生に支えられて、受け止める経験。  *歯科医の話を聞いて口を開ける。  *おまかせする余裕。    
 頑張って口を開けています。

R2居住地校交流スタート!

 令和2年度の居住地校交流がスタートしました。
    
   居住地校交流とは?
       各児童生徒の居住地(住んでいる地域)の小学校や中学校へ行き、一緒に学習するものです。
       一人一人の希望に基づき県教育委員会、市町村教育委員会、各学校と 連絡を取り合いながら、
                      計画・実施します。

 本日は、中学部の生徒1名が市内の鮫中学校さんで一緒に学習しています。
 これから12月までの間に、たくさんの交流が計画されています。同じ場で同じ学習に取り組み、気持ちを共有する中で、共に生きる気持ちが育っていくといいなと思います。
 さて、今年度は、新型コロナウイルス感染防止のため、交流の開始を見合わせていましたが、感染拡大の状況を見極めながら、夏季休業中に各小中学校との打合せを行い、準備を進めていました。ようやく実施に漕ぎ着けることができました。
 交流する各小中学校では、感染症対応で授業や行事が変更になっている中、同じ地域に暮らす本校の児童生徒を迎えるため、様々な調整、配慮をしていただきました。お陰様で、このような状況の中でも交流を実施することができます。その思いを受け止めつつ、充実した交流になるように準備を進めたいと思います。

 令和2年度の居住地校交流の実施概要を紹介します。
  交流を希望している児童生徒 53名(小43、中10)
  交流先の学校数       33校(小25、中 8)
  交流校の所在市町村      八戸市、五戸町、階上町、新郷村 
                        三戸町(新規)、南部町(新規)
  交流内容          各教科(体育/保健体育や音楽、図画工作/美術など)
                一緒に登校する、給食、休み時間での関わり、など

 ※今後も活動の様子を随時お伝えしていきます。   

夏季休業が明け、授業開始です!

 夏季休業が明けて、児童生徒が元気に登校してきました。夏休みの様々な経験を経て、少し大人っぽくなった気がします。教室では、休み中の話に花が咲いていました。補助輪なしで自転車に乗れるようになった子、バーベキューを楽しんだ子・・・それぞれに充実した時間を過ごした様子が伝わってきました。
 さて、今日は全校集会が行われ、夏季休業前と同様、生徒会の皆さんが司会進行を務めました。久しぶりの学校とは思えない、シャキッと立派な司会でした。
 集会の中で、「感謝して食べよう」というお話がありました。今日から早速給食がはじまり、みんなおいしそうに笑顔で食べています。「おいしいな」、「今日は好きなメニューでよかったな」など、自然に思っていることをそのまま胸の内にしまっておいてはもったいないですね。言葉や表情などで表現して相手に伝えることで、自分の気持ちを意識する機会にもなるし、気持ちを相手と共有するよさに気付くのだろうと思います。「感謝する」のは相手のためだけではなく、「自分のため」にもなっているんだなと思います。

 画面を見ながら、放送を聞く    今日の給食 夏野菜カレー             教室で 感謝              食堂で 感謝
   

夏季休業前の全校集会

 7月21日(火)、夏休み前最後の授業日です。
 年度始には、新型コロナウイルスの拡大に伴う臨時休業がありましたが、その後は皆様の御協力のおかげで、教育活動を継続することができました。この機会に感謝申し上げます。

 さて、夏季休業に向けて、全校集会では2つのお話がありました。
 1つ目は、工藤教頭先生から、「会話のキャッチボールをしてみよう」というお話です。
ボールを投げるスライドを示しながら、一つずつ、投げたら相手から受け取ることで会話が成り立つことをお話していました。たくさんのボールを一気に投げると・・・相手は受け止めきれず、キャッチボールになりませんよね。
 2つ目は、生活指導部の上條先生から、夏休みの生活に関わるお話です。
規則正しい生活では、早寝早起き(いつもと同じ時間に)、歯磨き、お手伝いなど。
安全な生活では、交通ルール、海やプールでの安全、花火をするときの注意など、楽しく過ごすために大切な事を確認しました。

 この2つのお話を頭に置きながら、夏休みを楽しみましょう。

 進行は、生徒会会長、副会長の皆さんでした。
 3人とも、丁寧な語り口のとても耳に優しい司会でした。お疲れ様でした。
   

集会のかたち

 今日は、小学部では学部集会、中学部では学年集会が行われました。
 集会と言っても、それぞれのねらいに合わせて実施のかたちは様々です。

 中学部1年生は、様々な授業で一緒に学習することはあっても、同じ学年の生徒が一緒に集まる機会は今年度初めてだったそうです(こんなところにも感染症のしわ寄せが・・・)。
 今回は、体育館で集会ができるということで、これまで暖めていた「自己紹介」をやっていました。リモートでもできないことはないですが、直接顔を見て、声を聞いて、友達の発言に盛り上がったり、感心したり、そういうリアルな心の動きは、やっぱり同じ空間でなければ体験できません。

 一方、小学部では、各教室で集会を行っていました。同じスライド、動画などを用意し、同じ流れでそれぞれの教室で集会が進んでいきます。進行や発表など、事前に撮影した動画を使って、集会ならではの集団を意識できるように工夫していました。
 特に、途中で行ったダンスは、隣の教室の盛り上がりも感じ取りながら一緒に体を動かしている様子が見られ、教室という区切られた空間でも、みんなで同じ活動をしているということが感じられる工夫があれば、集会のねらいは達成できるのだなと改めて勉強になりました。
 今日の集会を見ていて、集団の良さを生かした活動を行った中学部、制限のある中で集団を感じさせる工夫をした小学部。こんな時期だからこその工夫で、集会の本来の目的を明確にして学習ができていたような気がします。
 どちらの集団も、ただ形としての形式的集団に留まらず、相互に影響を及ぼし合う「機能的」な集団でした。

中学部 体育館での自己紹介     小学部 隣のクラスを意識しながらダンス

                    

待ちに待ったエアコン始動

 昨年度設置されたエアコンが、昨日の試運転を経て、使えるようになりました。
 今日は、小学部が学習しているD,E棟の湿度が90%!早速、エアコンの出番です。
 (ただし、まだ発電機の仮設電源を利用しているため、本格稼働はもう少し先です。)
 
 エアコンのスイッチを入れると、涼しい風が心地よく流れてきました。
 子供たちも「エアコンがついたよ。」と先生に伝えたり、指差して友達に教えたり、中には跳びはねて喜びを表したりする子もいました。
 体育の授業を終えて帰ってきた子供は、「気持ちいい~」と満面の笑顔を見せていました。

 エアコンの設置で、安全で快適な学習環境を整備していただきました。この環境は、子供たちの心理面でもよい影響を与えてくれるものと思います。大変ありがたいと思います。 
 私たち教師は、さらに教育活動の充実に努めなければならないなと、気持ちを新たにしました。

    湿度90%・・・        65%まで下降!       学習に集中!
   

待ちに待った学年集会の日

 学校の良さは何と言っても「友達」がいることです。
 これまで本校でも、感染防止のために学級ごとの活動を原則としてきました。仕方がないと言い聞かせながらも、正直な気持ちは、もっといろいろな人といろいろな活動をしたい!みんなそう思っていたはずです。
 本校では、「学校における新しい生活様式」などを参考に、校内での行事や学習活動の実施の在り方について検討し、先週から制限を少し緩和して学習を進めることにしました。具体的には、まだ制限はあるものの体育館や広い特別教室などでは、定められた人数内での合同学習ができるようになりました。一歩前進です。
 この緩和に伴って、これまで控えてきた小学部の学年の会の活動が今日行われました。久しぶりに少し大きい集団での活動ができて、子供たちもいつもより興奮気味の様子でした。そうですよね、これを待っていたんですよね。
 広い体育館で換気をしながらの活動であったり、思い切ってグラウンドに出ての活動であったり、モニターを使って分散して活動したり。制限のある中でも様々な工夫をして、同じ学年の友達との久しぶりの集会を楽しんでいました。